ゴールデンウイーク中の診療に関しては暦通り(カレンダー通り)とさせて頂きます。
4月27日(土) 午前診のみ
4月28日(日)、4月29日(月) 休診
4月30日(火)、5月1日(水) 午前診、午後診
5月2日(木) 午前診のみ
5月3日(金)~5月6日(月) 休診
ご迷惑をお掛けいたしますが、ご容赦くださいますように何卒よろしくお願い申し上げます。
先日、尼崎中央病院整形外科部長三木健司先生の「整形外科医が行う慢性疼痛疾患の診断と新しい鎮痛薬」という講演を聴きました。
三木健司先生は大阪大学で手の外科を専門としておられますが、基礎医学にも長年携わっておられ「疼痛」の専門家として高名です。日本整形外科学会、整形外科痛みを語る会の創設メンバーであり、日本運動器疼痛学会、日本線維筋痛症学会などでも要職を務めておられます。
慢性疼痛は、以前に古志貴和先生の講演でもお聞きしたように、神経細胞の可塑性(変性してもとに戻らなくなってしまうこと)が関与しているようです。
日本人では慢性疼痛の部位として、男性は腰痛、肩こりの順で女性は肩こり、腰痛、手足関節痛の順に多いそうです。全体で見ても人口の15%は何らかの慢性疼痛を有するということですが、その対処方法は医療機関を受診する(19%)、民間療法を受診する(20%)、何もしない(55%)、という内訳だそうです。しかしながら慢性疼痛を有して医療機関を受診した場合の満足度は約30%であるという結果は、厳しい現実を突きつけられたような感じがしました。
従来、慢性疼痛に対しても所謂「痛み止め」(非ステロイド性抗炎症薬)しかなかったわけですが、最近では種々の薬が開発されて疼痛に対する治療選択の幅が拡がってきています。三木健司先生には新しい薬を投与する適応(適した症例)や副作用を回避するコツなど色々なことを教えて頂きました。大変参考になりました。
三木健司先生は米国ベストドクターズ社から専門医同士の評価によって選ばれるBest Doctors in Japanに2回も選出されたそうです。三木健司先生の評価の高さが伺えます。
筋力をアップさせるためには、筋力トレーニングを行うことが推奨されています。しかし、筋力トレーニングの効果を発揮するためには、その前にやるべきことがあると個人的には考えています。なぜなら、筋力がアップするためには、筋が働きやすい環境を整えることが重要となるからです。
例えば、筋出力を十分に発揮するためには、筋が十分に収縮できる条件が必要となります。効率良く筋が収縮するためには、筋の滑走性、筋緊張のバランス、他の筋との協調性など様々な要素が影響し合っています。また、身体は構造が変われば強度が変わります。つまり、姿勢や各関節の位置関係が変われば、発揮される筋出力、筋緊張、筋の協調性も変化します。
具体的には、筋の強さや太さそのものは変わらなくても、関節の可動域や位置関係を改善したり、筋緊張のバランスや筋の滑走性を改善したりすることで、筋出力はアップして楽に動作が行えるようになります。
もちろん、絶対的な筋肉の強さや太さは必要です。しかし、運動器疾患において痛みを生じている際は、過度な負荷を加えた筋力トレーニングが関節に悪影響を及ぼす可能性があります。さらに、実際に日常生活で筋力を発揮するときは、常に自分の最大筋力を発揮しているわけではなく、余裕のある筋活動で動作が行われていることが報告されています。つまり、最大収縮する出力よりも、それぞれの筋がバランス良く協調的に働くことで、動作に応じた出力を発揮させることが重要となります。そのためには、動作に必要な筋が働きやすい状態にあることが必要となります。
筋力トレーニングを行う際は、まず鍛えたい筋がしっかりと収縮できる筋の柔軟性と関節の可動域が十分にある環境を整えることが大切です。そのうえで、筋力トレーニングを行うことで、より効率良く筋力アップを図ることができると考えています。
リハビリテーション科 奥山智啓
今月から理学療法実習に学生さんが2人、クリニックに来てくれています。実に遠路はるばるで、一人は大阪から、もう一人は石川からの学生さんです。
総合病院では常々、学生実習がありましたが、当クリニックでは初めてです。
学ぼうとする姿勢の若者がいますと、クリニックが更に活気づきますね!こちらも嬉しく思います。
どんどん色々なことを吸収していってもらいたいと思います。
できるだけのことは応援してあげたいですね。
「できる大人のモノの言い方大全」を読みました。
と言いましても、斜め読みです。内容が多すぎて(380ページもありますので…)通読は難しいですが、拾い読みでもとっても参考になりますね。
咄嗟に、その場に応じた適切な言葉って、出ないものですよね~。
そういう時に、ズバリお役立ちです。
皆様、どうぞご覧下さい。