ノーベル生理学・医学賞の受賞が決まった山中伸弥先生の自伝「山中伸弥先生に、人生とiPS細胞について聞いてみた」を読みました。
整形外科臨床医を志しながら研究者の道へと方向転換し大成した生き方を、自らの好きな言葉という「人間万事塞翁が馬」と表現しておられます。報道でも山中伸弥先生の感謝の気持ちを忘れない真摯な姿勢と、ユーモアある人柄がよく伝わってきますね。
山中伸弥先生の言うVision(ビジョン)とHard work(ハードワーク)が大切であるということは、研究者のみならず誰にでも通じる成功の秘訣でしょうね。しかしながら山中伸弥先生ほどのハードワークはなかなか誰にでもできるものではないと思えます。
第2部のインタビューでは医師である誇りについて語っておられます。責任感、使命感、情熱、そして才能に溢れた山中伸弥先生は日本の誇りですね。
実は山中伸弥先生は私(院長)と同い年になります。私は浪人したので大学での学年は山中伸弥先生の1学年下になりますが、ひょっとしたら学生時代にラグビーの試合で対戦していたのかも知れません。
もしそうだとすると、なんだか嬉しいですね。
光栄に感じます!
筋肉は筋線維のタイプにより分類することができます。
収縮時間が長い遅筋は赤く、筋線維の直径は細いが持久力があります。いわゆるマラソンランナーはこのタイプの筋が発達しています。
逆に収縮時間が速い速筋は白く、筋線維の直径が太く瞬発的な爆発力があります。100mのスプリンターに多く見られます。
代表的な筋で言うとヒラメ筋は遅筋、前脛骨筋は速筋です。肩関節を構成するCuff筋も遅筋が多く含まれ、外側(アウターマッスル)の速筋とバランス良く共同で働き、その機能を発揮しています。
日常生活での環境や使用頻度により、筋はバランス良く速筋と遅筋が構成されています。
リハビリテーション室長 見田忠幸
当クリニックでは下記の期間、年末年始休業とさせて頂きますのでご案内いたします。休業期間中は何かとご迷惑をおかけすることと存じますが、ご容赦くださいますように何卒よろしくお願い申し上げます。
年末年始休業期間 2012年12月30日(日)~2013年1月4日(金)
損傷した軟部組織が修復にかかる時間は、損傷した組織によって異なります。
組織が修復する時間的経緯は一般的に表層の組織ほど早く、皮膚は1~2週、筋肉は3週、腱・靭帯・関節包は6~8週である程度の修復が得られるといわれています。しかし、これらはあくまで目安の期間であり、損傷の部位や程度、年齢などによっても多少異なってきます。そのため、十分な経過観察と評価が重要となります。
理学療法では、医師の指示のもと、受傷からの時期に加えて、画像所見や徒手検査などから損傷組織の状態を考慮し、修復時期に応じた運動療法の実施を目指していきます。
最近では超音波画像診断装置(エコー)の発達により、組織の修復状態をエコー画像で確認しながら評価を行うことで、修復時期に応じた運動療法をより安全で確実に実施することが可能となってきています。
リハビリテーション科 奥山智啓
「脳からストレスを消す技術」を読みました。
現代はストレス社会、大人も子供も大きなストレスを抱えていますね。ストレス解消には、誰しも興味のあるところかと思われます。
東邦大学教授有田秀穂先生は1日5分太陽の光を浴びてリズム運動をするセロトニントレーニングと涙を流すことによりスッキリするという簡便なストレス解消法を提案しています。
人を癒すと自分はもっと癒される、他人のために何かをするということは実は自分を最も幸せにする方法だったというアドバイスは素敵ですね。