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リハビリ通信 No.44 損傷した組織の修復期間

2012年10月23日(火) QAリハビリテーション科1新着情報

 

 

 

 

 

 

 

 

損傷した軟部組織が修復にかかる時間は、損傷した組織によって異なります。

組織が修復する時間的経緯は一般的に表層の組織ほど早く、皮膚は1~2週、筋肉は3週、腱・靭帯・関節包は6~8週である程度の修復が得られるといわれています。しかし、これらはあくまで目安の期間であり、損傷の部位や程度、年齢などによっても多少異なってきます。そのため、十分な経過観察と評価が重要となります。

理学療法では、医師の指示のもと、受傷からの時期に加えて、画像所見や徒手検査などから損傷組織の状態を考慮し、修復時期に応じた運動療法の実施を目指していきます。

最近では超音波画像診断装置(エコー)の発達により、組織の修復状態をエコー画像で確認しながら評価を行うことで、修復時期に応じた運動療法をより安全で確実に実施することが可能となってきています。

リハビリテーション科 奥山智啓