2018 年 11 月 のアーカイブ

伊賀・名賀合同臨床集談会

2018年11月17日(土) 院長ブログ

先日、伊賀医師会館におきまして伊賀・名賀合同臨床集談会が開催されました。

症例検討会では岡波総合病院から2例、伊賀市立上野総合市民病院から1例の症例提示がありました。病理解説は三重大学医学部腫瘍学講師広川佳史先生で、詳しく解説して下さいました。

特別講演は「新時代を迎えた2型糖尿病治療~循環器内科の立場から~」で講師は鈴鹿中央総合病院循環器内科診療部長北村哲也先生でした。北村哲也先生によりますと糖尿病患者は癌発症リスクが高いそうですが、心血管疾患のリスクも高いそうです。糖尿病患者は心不全を起こしやすく、糖尿病患者が心不全を起こすと生命予後も悪いということでした。生命予後の改善には治療の早期介入、厳格かつ包括的な血糖管理が必要であるということですが、なかなか短期間では結果が出ずに早期介入して10年以上経過すれば生命予後の改善が見られたということでした。早期から血糖だけでなく、脂質、血圧を含めた包括的な血糖管理をすることが重要であるということでした。循環器内科領域でも糖尿病治療が注目されているようです。

待ち時間のお知らせ(11月12日~11月17日)

2018年11月17日(土) 待ち時間のお知らせ1新着情報

リハビリ通信 No.277 理想的な安静立位のアライメント 前額面

2018年11月15日(木) QAリハビリテーション科1新着情報

リハビリ通信No.277

アライメントとは骨の配列や関節の位置関係を表し、理想的な安静立位のアライメントとは前額面から見た場合、床からの垂直線が上記5つの点を通るといわれています。

これらの指標から逸脱している場合、各関節や筋に負担をかけることになりバランス不良の要因となります。

しかし、個体差があるため必ずしもアライメントが整い真っすぐになっていることが正しいわけではないことも注意していただきたいと思います。

リハビリテーション科  堤 豊

待ち時間のお知らせ(11月5日~11月10日)

2018年11月11日(日) 待ち時間のお知らせ1新着情報

11月5日~11月10日

リハビリ通信 No.276 膝関節の動きと理学療法について

2018年11月05日(月) QAリハビリテーション科1新着情報

絵

疾患の無い正常な膝関節が最大伸展位にある時、大腿骨側から脛骨を見た場合、大腿骨は脛骨に対して内旋しています。逆に脛骨側から大腿骨を見た場合、脛骨は大腿骨に対して外旋しています。最大伸展位の膝関節が最大屈曲位(正座)に向かって屈曲を開始すると、脛骨は徐々に内旋しながら屈曲をして、内旋をした脛骨の内側後方が大腿骨に軟部組織を介して衝突、ロックされた状態が最大屈曲位で、正座という一つの運動動作に繋がります。

人工膝関節(TKA)の場合は生体の機能とは違い、最大伸展位の膝関節が脛骨側から大腿骨を見た場合、内旋しており、屈曲とともに外旋方向へ回旋するなど実際の健常人の膝関節の正常運動軌跡とは違う異常運動軌跡を辿る様です。理学療法では人工膝関節(TKA)の患者さんを治療する時に健常人とは違う動きを考慮しながら人工膝関節の患者さんの治療を行なっています。

リハビリテーション室長 見田忠幸