新着情報

骨粗鬆症とともに Vol.30 血液検査で骨粗鬆症ってわかるの?

2019年05月30日(木) 新着情報1骨粗鬆症

日常の診療場面で骨粗鬆症の診断が出た場合、血液検査で骨代謝マーカー検査を行うことがあります。人間の身体の中で骨も常に新陳代謝を繰り返していて、古くなった骨は壊して溶かされ(骨吸収)、新しい骨を造る(骨形成)が行われています。本来骨吸収と骨形成はバランスのとれた状態を維持していますが、このバランスが崩れた場合に骨粗鬆の状態が起こります。

採血ではこの骨吸収と骨形成の過程で産生される物質や分泌物を測定します。

しかし採血で骨粗鬆症の診断は行いません。採血の目的は①病態に合った適切な治療薬の選択、②治療効果の評価、大きくこの2つです。

骨吸収マーカーが亢進していれば骨吸収抑制薬が有効だと考えられるというわけです。

このようにより有効な治療を続けていただくために、当院でも骨代謝マーカーの測定を必要に応じて行っています。

骨粗鬆症マネージャー 石山瑞穂

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

参考文献

オステオポローシスジャパン.プラス ライフサイエンス出版 2019年3月発行 第4巻 第1号

待ち時間のお知らせ(5月20日~5月25日)

2019年05月25日(土) 待ち時間のお知らせ1新着情報

リハビリ通信 No.295 Heberden結節について

2019年05月23日(木) QAリハビリテーション科1新着情報

Heberden(ヘバーデン)結節とは、手指のDIP関節(指の最も末梢に位置する関節)の関節背側部に生じた骨棘(骨のとげのこと)が結節となり、疼痛や圧痛、変形などの症状が出現する疾患です。側副靱帯(関節の側面に位置する靱帯)や腱の末節骨付着部の炎症性変化や機械的因子が症状の発現や変形の進行に関与していると報告されています。

治療法については薬物療法や運動療法の治療効果は限定的であり、症状の改善が得られない場合には手術療法が選択されるという疾患です。

日常診療の中でも、このHeberden結節の変形や痛みについての相談を受けることが多いのですが、運動療法が奏功しないという報告があることから、装具療法等の「安静を保つ治療法」を推奨させていただいています。

このように、しっかり先行研究等を参考にして、安全な治療法を提供できるよう努めていきます。

リハビリテーション科 小野正博

待ち時間のお知らせ(5月13日~5月18日)

2019年05月18日(土) 待ち時間のお知らせ1新着情報

待ち時間のお知らせ(5月7日~5月11日)

2019年05月11日(土) 待ち時間のお知らせ1新着情報