

リハビリ通信 No.296 技術研修会参加
2019年06月02日(日) QAリハビリテーション科1新着情報
理学療法士協会主催の技術研修会に参加してきました。触診と超音波画像装置エコーの研修講義を受け勉強してきました。触診は理学療法の治療を行う上で重要な技術の一つです。骨、筋、靭帯、腱などの骨組織、軟部組織を詳細に鑑別して、どの組織部位に痛みがあるのか、押さえて痛いのか、牽引して痛いのか、萎縮しているのか、腫れているのか、癒着・拘縮しているのか、など評価を行い原因が何処の組織に起因するものなのか考察する情報になります。 触れる技術と言うのは理学療法の治療を行う上で、治療技術の基礎的な土台になるものです。また、超音波画像装置エコーは骨・軟部組織に対し動態を含め現在の状態を可視化でき、治療を進める上でも重要な機器の一つとなっています。 触診もエコー画像も日々研鑽を積んで技術を磨いてゆく事が大切です。 リハビリテーション室長 見田忠幸 |


骨粗鬆症とともに Vol.30 血液検査で骨粗鬆症ってわかるの?
2019年05月30日(木) 新着情報1骨粗鬆症
日常の診療場面で骨粗鬆症の診断が出た場合、血液検査で骨代謝マーカー検査を行うことがあります。人間の身体の中で骨も常に新陳代謝を繰り返していて、古くなった骨は壊して溶かされ(骨吸収)、新しい骨を造る(骨形成)が行われています。本来骨吸収と骨形成はバランスのとれた状態を維持していますが、このバランスが崩れた場合に骨粗鬆の状態が起こります。 採血ではこの骨吸収と骨形成の過程で産生される物質や分泌物を測定します。 しかし採血で骨粗鬆症の診断は行いません。採血の目的は①病態に合った適切な治療薬の選択、②治療効果の評価、大きくこの2つです。 骨吸収マーカーが亢進していれば骨吸収抑制薬が有効だと考えられるというわけです。 このようにより有効な治療を続けていただくために、当院でも骨代謝マーカーの測定を必要に応じて行っています。 骨粗鬆症マネージャー 石山瑞穂
参考文献 オステオポローシスジャパン.プラス ライフサイエンス出版 2019年3月発行 第4巻 第1号 |

