新着情報

リハビリ通信 No.304 膝関節運動軸について

2019年09月29日(日) QAリハビリテーション科1新着情報

(運動療法のための機能解剖学的触診技術下肢・体幹より)

 

膝関節の屈曲・伸展運動つまり曲げる、伸ばす運動は大腿骨内側上顆と外側上顆を結んだ線が屈曲・伸展の運動軸と言われています。内側上顆は外側上顆に比べ上方かつ後方に位置するので運動軸は外側前下方から内側後上方に傾斜します。この運動軸に沿って膝関節の屈曲・伸展を行うと屈曲時に内旋、伸展時に外旋が見かけ上生じることになります。

リハビリテーション室長 見田忠幸

待ち時間のお知らせ(9月24日~9月28日)

2019年09月28日(土) 待ち時間のお知らせ1新着情報

骨粗鬆症とともに Vol.34 敬老の日 日本の高齢化率

2019年09月26日(木) 新着情報1骨粗鬆症

総務省統計局が「敬老の日」に合わせて発表した報告書によると、最新の統計値として日本の高齢者(65歳以上)数は3588万人(2019年9月15日現在)となったそうです。これは総人口比の28.4%にあたり、前年の3556万人、28.1%からさらに増加し、数、総人口比ともに過去最高値を示しました。この数字は世界と比較しても最も高く、2位イタリアの比率23.0%と比較しても5ポイント以上の差をつけています。このような現状から深刻に議論されているのが医療、介護費用増加による社会保障費の増加や、自治体の態勢と言えます。高齢化が進み、高齢者を支える若者世代の人口が年々減少する中で、費用の捻出や削減が課題となっています。

重要な対策のひとつに健康寿命を延ばす取り組みが、国レベルで始まっています。加齢に伴って心身の活動が低下する「フレイル」や認知症の予防対策がすすめられています。整形外科に直接関連する骨折や転倒は、要介護となる原因の第4位であり、私達も現在の人口推移には関心を持ち、対策の一助になっていく必要があると考えます。

骨粗鬆症の治療の継続で骨折を予防し、高齢者がいつまでも健康で自立した豊かな生活が送れるよう、努力していきたいと思っています。

骨粗鬆症マネージャー 石山瑞穂

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

閲覧資料

https://www.asahi.com>articles 2019年9月16日閲覧

https://news.yahoo.co.jp/byline/fuwaraizo/20190915-00142780/  2019年9月16日閲覧

待ち時間のお知らせ(9月17日~9月21日)

2019年09月23日(月) 待ち時間のお知らせ1新着情報

リハビリ通信 No.303 肩関節周囲炎について

2019年09月19日(木) QAリハビリテーション科1新着情報

当院にも肩関節周囲炎の患者様が多く来院されます。肩関節周囲炎と言うと聞き慣れない言葉かもしれませんが、俗名として「五十肩」と呼ばれるものがこれにあたります。

患者様との会話の中で、「私、50歳過ぎてるけど五十肩?」とか「70歳やから七十肩じゃないの?」といった質問があるので、これについてご紹介させていただきます。

今よりもっともっと平均寿命が短かった時代に「だいたい50歳代になると肩が痛くなる」ということから「五十肩」と呼ばれるようになったそうで、今の時代に照らし合わせると「七十肩」や「八十肩」と言うべきなのかもしれませんが、変わらずに俗名として「五十肩」と呼ばれているのが現状です。

この肩関節周囲炎は、骨に異常は無く、痛みや関節可動域の制限が生じ、日常生活動作を制限してしまうものです。「近所の人が放置してたら治るよって言ってたから病院には行かなかった。」という方も多大勢おられますが、放置して拘縮(関節が固まってしまう状態のこと)が完成されてしまうと非常に時間がかかってしまうこととなります。なので、肩関節で痛みを自覚されている方、可動域が制限されてきている方は受診することをお勧めします。

リハビリテーション科 小野正博