
リハビリ通信 No.319 ばね指と手内在筋について
2020年07月06日(月) QAリハビリテーション科1新着情報
intrinsic plus (イントリンシックプラス)
intrinsic minus(イントリンシックマイナス) 手関節に関する筋は大きく分けて2つの筋に分類できます。手内在筋(intrinsic muscles)と手外在筋(extrinsic muscles)です。手指・手関節の巧緻動作を行う時は手内在筋と手外在筋がお互いに協調し合い、握る・つまむなどの一連の動作を行います。手内在筋が優位に働く肢位を intrinsic plus (イントリンシックプラス)、手外在筋だけが働く肢位をintrinsic minus(イントリンシックマイナス)と言い、各々の肢位で働く筋力を上手に練習に組み込み、手内在筋と手外在筋を協調して働かせるように練習を行えば筋出力(握力)は改善します。 手指の手外在筋の屈筋腱には腱の浮き上がりを押さえる靱帯性腱鞘と言うトンネルがあります。屈筋腱と靱帯性腱鞘の間で炎症が起こると指の付け根に疼痛、腫れ、熱感が生じます。これを腱鞘炎と呼び、進行するとばね現象が生じます。これがばね指です。ばね指はMP関節を曲げながら手を使うことにより手外在筋に負担がかかり、腱自体が肥厚し発症します。MP関節を曲げずに手外在筋だけが働けば、(intrinsic minus肢位でDIP・PIPが屈曲・伸展を行う)腱鞘炎も起こりにくいと言われ、ばね指は発症しないと言われています。 リハビリテーション室長 見田忠幸 |



骨粗鬆症とともに Vol.42 低栄養になっていませんか?
2020年06月30日(火) 新着情報1骨粗鬆症
骨粗鬆症を予防するうえでまず大切なのはバランスのとれた食事を心がけることです。しかし高齢者では必要な栄養が十分に摂取できず、低栄養状態になっていることも多いです。 高齢者の低栄養傾向の基準はBMI20kg/㎡以下とされており、当てはまると要介護や総死亡リスクが優位に高くなるとされています。BMI20kg/㎡以下の方の特徴として、①筋肉量が少ない、②外出する機会が少ない、③咀嚼(かむ)能力が低い、④栄養素の摂取不足などがみられます。十分な栄養を食事からしっかりと摂取するためには、このような背景にしっかりと目を向けていく必要があります。私達看護師も日々関わる患者様を十分に観察し、介入していきたいと思います。 患者様や家族の方には上記の食品摂取多様性スコアを活用し、ご自身の食事をチェックし、低栄養改善に努めていただきたいと思います。 骨粗鬆症マネージャー 石山瑞穂
参考文献 OPJリエゾン、2020年4月発行、ライフサイエンス出版株式会社 |

