
強剛母指
2011年12月15日(木) QA整形外科1新着情報
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乳児、幼児の親指の第一関節が曲がったままで伸びないときには「強剛母指」である可能性があります。 強剛母指は親指を曲げるすじ(屈筋腱)が太くなるか、すじのまわりのさや(腱鞘)が分厚くなることにより、指が伸びにくくなります。親指の付け根の手のひら側にしこりを触れることも多いです。小児の親指に起こるばね指(狭窄性腱鞘炎)です。 自然治癒する場合も多いので、経過を見るか装具を使う治療をする場合もあります。就学時以降に手術をすることもあります。 似た疾患で「握り母指症」がありますが、こちらは第二関節がまがっており、力を加えると親指を伸ばすことができます。 |

リハビリ通信 No.5 肩甲骨の関節について
2011年12月12日(月) QAリハビリテーション科1新着情報
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肩の機能に関連する関節は4つあります。 ①肩甲上腕関節②肩鎖関節③胸鎖関節④肩甲胸郭関節です。 各々の関節は肩甲骨、上腕骨、鎖骨、胸骨から構成され肩甲骨が運動をするにあたり、その関節に応じた役割を担っています。4つの関節の中でも④肩甲胸郭関節は生理学的関節といわれ、胸郭の上を肩甲骨が相対的に動いています。(前鋸筋の上を肩甲下筋が滑っている。) 肩関節の機能障害を起こしている患者さんの中には④肩甲胸郭関節の機能低下が見られる人も結構います。理学療法の治療を行う上で重要なポイントの一つです。 リハビリテーション室長 見田忠幸 |

テニス肘
2011年12月11日(日) QAスポーツ整形1QA整形外科1新着情報
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手を伸ばして物を持ち上げたときなどに肘の外側に痛みが走る場合は、テニス肘であることが多いです。 テニス肘は上腕骨外側上顆炎といい、手首や手の指を伸ばす筋肉の「すじ」(腱)が肘の外側上顆という骨の部分に付着しているのですが、その腱の変性や細かい断裂によって起こります。雑巾を絞ったり、掃き掃除をしたりすることで痛くなることが多く、中年女性に多く発症します。 テニス肘という名前がついていますが、テニスが原因とおっしゃる方はむしろ少ないような気がします。 治療はまず安静と日常生活での注意が必要です。物を持ち上げるときなどには、手のひらを上に向けて持ち上げるなどの工夫が大事です。テニス肘用バンドや湿布剤、注射の治療なども有効です。 |

超音波治療器
2011年12月10日(土) 新着情報
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超音波治療器イトーUS-750を導入致しました。 痛めた筋肉や腱のケアに威力を発揮します。超音波の効果は、筋肉のコリをほぐすマッサージ効果、神経を刺激して痛みを和らげる、血行を良くする、体の深部まで温める、関節に溜まった老廃物を除去する、などです。 肉離れや腱炎の方などに、多く使って頂いております。 |

ヘバーデン結節
2011年12月08日(木) QA整形外科1新着情報
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指の第1関節の腫れや変形はヘバーデン結節であることが多いです。 これは関節の軟骨がすり減って、骨が変形してくることにより関節の変形を起こす「変形性関節症」の一つです。中年以降の女性に多発し、しばしば何本かの指に起こります。関節のところに小さい水ぶくれ(粘液のう腫)ができることもあります。 よく関節リウマチではないかと心配される方が多いですが、関節リウマチは第2,3関節や手首の関節に起こることが多く、ヘバーデン結節は第1関節に起こります。(必ずというわけではありません。) 治療は主に湿布や塗り薬などになります。 |









