新着情報

リハビリ通信 No.17 筋の種類について

2012年03月13日(火) QAリハビリテーション科1新着情報

筋は形状によって種類に分けることができます。棘上筋に代表される鳥の羽様な形状をした羽状筋、上腕二頭筋に代表される紡錘状の形をした紡錘筋があります。

上腕二頭筋は二関節筋でもあり、より力が発揮しやすくなっています。また、収縮する場合、紡錘筋は起始と停止方向が近づくように収縮を行いますが、羽状筋は筋線維方向の斜めに向かってより収縮が起きやすくなっています。

ローテーターカフ(回旋腱板)筋は、ほとんどが羽状筋であり、持久力とわずかな力で関節運動が行える性質を利用し、肩関節における役割を担っています。

リハビリテーション室長 見田忠幸

3月17日(土) 臨時代診のお知らせ

2012年03月08日(木) クリニックインフォメーション1新着情報

来たる3月17日(土)は院長学会出張のために、代診になります。

ご迷惑をお掛け致しますが、ご了承の程をよろしくお願い申し上げます。

院長

リハビリ通信 No.16 内側広筋のトレーニング

2012年03月07日(水) QAリハビリテーション科1新着情報

内側広筋を鍛える方法としては様々な方法がありますが、今回は自宅で簡単にできるトレーニングを紹介させていただきます。

①壁にもたれて脚を投げ出した状態で座る。
②両膝の下にタオルなどを入れる(膝関節が30度程度屈曲位になるように)。
③両膝の間にボールなどを挟む。
④ボールをしっかりと挟みながら膝を最後まで伸ばして3~5秒保持する。
⑤力を抜いてリラックスする。
①~⑤を1セット20回程度繰り返す。

ポイント
・背筋をしっかり伸ばして骨盤を起こした姿勢で行いましょう。
・痛みのない範囲で、回数・負荷量を調節しましょう。

リハビリテーション科 奥山智啓

リハビリ通信 No.15 肩関節回旋腱板について

2012年03月01日(木) QAリハビリテーション科1新着情報

肩関節には上腕骨頭を支持し安定性を高める棘上筋、棘下筋、小円筋、肩甲下筋、4つの筋があります。4つを合せてローテーターカフ(回旋腱板)筋と言います。

上腕骨頭は関節窩の3倍ぐらいの大きさであり、自由度の高い分だけ解剖学的に静的安定性が低いといわれています。しかし、ローテーターカフ(回旋腱板)筋が上腕骨頭を関節窩に押し付けるように働き動的安定性を高めています。

つまり、肩関節は自由度の高い関節であるため静的安定性が低いが、動作をすることで動的安定性を高め自由度と安定性の両機能を獲得しています。

リハビリテーション室長 見田忠幸

リハビリ通信 No.14 大腿四頭筋の筋力低下

2012年02月20日(月) QAリハビリテーション科1新着情報

私たちは普通に生活をしていれば、年齢を重ねるとともに全身の伸展機能が低下しやすいといわれています。筋肉などの柔軟性が低下したり筋力が低下したりすると、腰も膝も徐々に曲がった姿勢になりやすくなってしまいます。
大腿四頭筋では、特に内側広筋の萎縮が進みやすいことがMRIにて証明されています。日本人に多い内反変形(О脚)では、膝外側の筋肉や靭帯の支持に頼った生活動作・歩行になりやすく、内側広筋の筋力が低下する原因の一つとなると考えられます。
内側広筋の筋力強化は、変形性膝関節症の運動療法において重要なポイントとなります。

リハビリテーション科 奥山智啓