

リハビリ通信 No.132 学会参加報告
2014年11月23日(日) QAリハビリテーション科1新着情報
11月15日~16日、静岡県で開催された第30回東海北陸理学療法学術大会に参加・発表してきました。そして今回の学会では、当院から3演題エントリーし、私は「橈骨遠位端骨折保存療法の治療成績および治療法に関する検討」という演題を発表させていただきました。 橈骨遠位端骨折とは、「高齢者の4大骨折」と言われ、上腕骨近位端骨折・脊柱圧迫骨折・大腿骨頸部骨折とともに、非常に発生頻度の高い骨折であるとされています。当院においてもこの橈骨遠位端骨折を受傷され、通院されている方が多くおられます。 本骨折に対する治療法として、手術的治療と手術をしない治療(保存療法)があります。その保存療法の中に理学療法が含まれるわけですが、その方法論はまだ確立されたものが無いのが現状であります。そのため、理学療法を行う上でどのような事に気をつけなければならないのか、どの時期にどのような操作を行わなければならないのか、そして骨折後の後遺症を残存させないためにはどのような工夫が必要なのかを検討し、発表してきました。 理学療法の領域では、手の外科に関する報告がほとんどありません。そのため、これからも研究を重ね、患者さんにより良い理学療法を提供できるよう日々精進していきたいと考えております。 リハビリテーション科 小野正博 |


リハビリ通信 No.131 認知症について
2014年11月16日(日) QAリハビリテーション科1新着情報
認知症が原因の行方不明者が年間約1万人に上り大きな社会問題になっています。 そもそも、認知症とは脳の神経細胞が死んだり働きが悪くなったりして、記憶障害、言語障害が起き日常生活に支障が生じる状態で物忘れ・妄想・徘徊などの症状がでます。原因によりアルツハイマー型、脳血管障害などいろいろなタイプに分かれ、薬で病気の進行を遅らせることはできますが根本的な治療法は確立されていません。 最近の研究では認知症の6割を占めるアルツマイマー型を血液で診断する事が可能になって来ました。 リハビリテーション室長 見田忠幸 |

