

リハビリ通信 No.134 アルツハイマーの血液検査について
2014年12月08日(月) QAリハビリテーション科1新着情報
アルツハイマー病は神経細胞が死滅して脳が委縮し、脳内のゴミとされる「アミロイドベータ(Aβ)」「リン酸化タウ」と言うタンパク質が脳内に蓄積して起きると考えられています。アミロイドベータ(Aβ)は症状が出る10年以上前から脳内にたまり脳外に排出されにくくなり、老人斑、神経原線維変化という病変ができます。 これまでの研究では患者の血中のアミロイドベータ(Aβ)濃度は健常者と差がないことがわかっていましたが、最近の研究ではアミロイドベータ(Aβ)が単独で存在するよりも、血中の主要タンパクであるアミロイドベータ(Aβ)と結びつくケースが多いことがわかって来ました。 患者と健常者のアルブミンアミロイドベータ(Aβ)複合体の濃度を調べた結果、Aβ複合体の血中濃度が低い程、患者の割合が多い事が突き止められました。したがって、早期から血中検査を行いアルツハイマーの診断が容易になって来ました。 リハビリテーション室長 見田忠幸 |


年末年始休診のお知らせ
2014年12月02日(火) クリニックインフォメーション1新着情報
年末年始休診は12月28日(日)から1月4日(日)までとさせていただきます。
ご迷惑をおかけいたしますが、ご理解ご協力賜りますようによろしくお願い申し上げます。
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リハビリ通信 No.133 第30回東海北陸理学療法学術大会に参加して
2014年11月30日(日) QAリハビリテーション科1新着情報
11月15・16日に静岡県で開催された第30回東海北陸理学療法学術大会に参加し、「Freiberg病に対する理学療法の一考察」について発表してきました。 Freiberg病とは、中足骨頭(赤矢印の部分)の無腐性壊死が生じる疾患であり、第2・3中足骨に発症することが多いと言われています。症状として中足骨頭背側部痛や中足趾節関節(黄丸で囲まれた関節)の伸展制限、腫脹、足底に胼胝(たこ)などが生じることが特徴です。 正確な原因は特定されていませんが、①解剖学的に第2中足骨が長いこと、②踏み返し動作により中足骨頭部に圧迫力が繰り返し加わること、③血行障害による影響が原因ではないかと言われています。 治療方法として、関節面が比較的保たれている場合は、保存療法で足底板を使用しますが、関節面が損傷している場合は、手術療法を選択します。 Freiberg病についての報告は多数散見しますが理学療法の報告はほとんどないのが現状です。今回Freiberg病の理学療法を経験し、中足趾節関節の伸展時痛に対して評価と治療の一方法として発表してきました。 これからもたくさんの患者様により良い理学療法を提供できるようにスタッフ一同努力していきたいと思います。 リハビリテーション科 服部 司 |
