新着情報

待ち時間のお知らせ (12月22日~12月27日)

2014年12月27日(土) 待ち時間のお知らせ1新着情報

12月22日~12月27日

リハビリ通信 No.136 足関節の機能解剖について

2014年12月22日(月) QAリハビリテーション科1新着情報

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距腿関節(いわゆる足関節)は、上図の太い骨の脛骨と脛骨の外側にある細い骨の腓骨と距骨から構成される関節のことをいいます。

距腿関節の特徴として、脛骨と腓骨により構成されるほぞ穴(mortice)とほぞとなる距骨滑車(tenon)がはまり込む形となり、構造上安定した関節となります。距腿関節の運動は、足部がすねの方に近づく背屈運動とすねから遠ざかる底屈運動があります。

距腿関節の障害には、捻挫や靱帯損傷、果部骨折(くるぶしの骨折)などがあり、外傷後、熱感や腫脹などの炎症症状が出現し、可動域制限が生じます。

理学療法では、転倒や強い外力が加わり、疼痛や可動域制限が生じた距腿関節に対して、徒手検査やレントゲン画像から靭帯の修復過程や骨折部の転位など考慮しながら治療を行っています。

リハビリテーション科 服部 司

年末年始休診のお知らせ(再掲)

2014年12月21日(日) 新着情報

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年末年始休診は12月28日(日)から1月4日(日)までとさせていただきます。

ご迷惑をおかけいたしますが、ご理解ご協力賜りますようによろしくお願い申し上げます。

待ち時間のお知らせ (12月15日~12月20日)

2014年12月20日(土) 待ち時間のお知らせ1新着情報

12月15日~12月20日

リハビリ通信 No.135 変形性膝関節症について

2014年12月16日(火) QAリハビリテーション科1新着情報

PT

変形性膝関節症とは、長年にわたる関節の使用や繰り返される負担、外傷などにより関節軟骨の摩耗・骨の変形をきたす疾患です。当院でもこの「変形性膝関節症」で来院される方が非常に多いです。日本の研究で、「40歳以上の変形性膝関節症罹患率」というものがあります。これによると、40歳以上では男性860万人、女性1670万人の合計2530万人の方が変形性膝関節症であると言われています。この疾患に対する治療法の一つとして「筋力トレーニング」があり、テレビや新聞などでもよく見かけると思います。なので、

「筋肉を鍛えるのにどのような運動をしたらいいですか?」

「運動して鍛えないと!」

という声をよく耳にします。そして、最もよく聞くのが

「運動のために頑張って歩きます!」

という言葉です。しかし、筋肉を鍛えるために頑張って歩くのはあまり良い方法ではないと思います。歩くということは全体重を両脚で支えていることになるので、膝関節でも体重支持をしています。そのため、擦り減った関節軟骨部に更に負荷をかけてしまう運動になってしまいます。変形性膝関節症に対する筋力トレーニングとして大切なことは、

「関節に負担をかけることなく筋肉を鍛えること」です。

したがって、座った状態もしくは寝た状態で膝を伸ばす運動をすることによって関節に体重をかけることなく筋力強化をする方法の方が「関節を守りながらのトレーニング」になると思います。残念ながら、一度擦り減ってしまった軟骨を増やすことはできません。そのため、トレーニングをする時も関節を守りながら、関節に荷重負荷をかけない方法で行うことが重要であると思います。

我々理学療法士は、患者様に対してトレーニング方法もしっかりと指導し、症状の軽減・改善を目指します。

リハビリテーション科 小野正博