

リハビリ通信 No.182 紅茶成分で骨粗鬆症を改善する。
2016年01月11日(月) QAリハビリテーション科1新着情報
骨は絶えず新陳代謝をしており、健康な骨を維持するには骨を壊す破骨細胞と骨を作る骨芽細胞の数のバランスが重要と言われています。 骨粗鬆症はバランスが崩れ、破骨細胞が多くなった状態です。骨粗鬆症の方は日本では1千万人以上いると推測されます。破骨細胞が作られるのに関係する物質と反応する酵素があり、紅茶に含まれるTF-3というポリフェノールの一種によって酵素の働きを抑制することが最近の研究でわかってきました。 体重60kgの人が3日に1回60杯を飲むと、破骨細胞の数が減り健康な骨に改善されるそうです。カルシウムの摂取と合わせてTF-3ポリフェノールを摂取すると、骨粗鬆症の予防や症状の改善につながると将来に期待できそうです。 リハビリテーション室長 見田忠幸 |


リハビリ通信 No.181 自己免疫疾患とは
2015年12月27日(日) QAリハビリテーション科1新着情報
免疫とは、人の体内に侵入したウイルスや細菌などの病原菌を排除する防御システムのことを言います。この免疫機能があることで人は簡単に病気にならないようになっています。しかし、自己免疫疾患にかかると病原菌を認識し、排除する役割をもつ防御システムが正常に機能しなくなり、自分自身の正常な細胞や組織に対して攻撃を加えてしまう病気のことを言います。 自己免疫疾患には、特定の臓器に限られて症状が現れる臓器特異的自己免疫疾患と全身にわたり影響を及ぼす全身性自己免疫疾患の2つに分けることができます。前者には、バセドウ病や重症筋無力症、橋本病などが挙げられます。後者は、関節リウマチなどが挙げられます。症状は障害部位により異なりますが、発症すると炎症や疼痛、関節変形、脱力感、黄疸などの症状が現れます。 自己免疫疾患の診断は血液検査の結果と症状を照らし合わせて行われます。 リハビリテーション科 服部 司 |

