
リハビリ通信 No.205 Zero Positionについて
2016年07月04日(月) QAリハビリテーション科1新着情報
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zero positionとは、肩甲骨の肩甲棘軸と上腕骨軸が一致する肢位(上図)のことを言い、肩関節130~150°挙上位がzero positionであると報告されています。 投球動作において、このzero positionが重要な理由として、肩関節は構造上、不安定な関節になります。zero positionをとると臼蓋が上腕骨頭を支持するので骨性の安定性を得られること、また、rotator cuffの緊張が均等となるので軟部組織による機能的安定性を得られること、この2つの理由からzero positionが肩関節の最も安定した肢位であると言われています。 当院を受診する患者様の多くはzero positionがとれない方が多く、その要因として肩甲骨固定筋の筋力低下、肩関節の可動域制限などが挙げられます。 リハビリテーション科 服部 司 |


リハビリ通信 No.204 骨粗鬆症と高齢者の4大骨折について
2016年06月26日(日) QAリハビリテーション科1新着情報
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骨粗鬆症とは骨組織の微細構造の以上の結果、骨に脆弱性が生じて骨折が生じやすくなる病気です。そのために転倒による骨折のリスクが非常に高くなってしまうために注意が必要です。 特に上腕骨頸部骨折、脊柱圧迫骨折、橈骨遠位端骨折、大腿骨頸部骨折などは「高齢者の4大骨折」と呼ばれ、当院でもよくみかけます。中でも「脊柱圧迫骨折」や「大腿骨頸部骨折」は歩行能力に直結し歩行困難となる方は非常に多く、骨折後の日常生活動作レベルを大きく低下させてしまいます。 骨粗鬆症の発見には「骨密度検査」を行う必要があり、当院でも簡単に検査できます。早期発見・早期治療が非常に大切となってくる疾患ですので、気になる方は受診をお勧めします。 リハビリテーション科 小野正博 |











