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待ち時間のお知らせ (8月16日~8月20日)

2016年08月20日(土) 待ち時間のお知らせ1新着情報

8月16日~8月20日

リハビリ通信 No.212 耐性菌について

2016年08月19日(金) QAリハビリテーション科1新着情報

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抗生物質(抗菌薬)が効かない耐性菌に注目が集まっています。世界保健機関(WHO)は世界中で危険なレベルに達しているとして、主要国首脳会議(伊勢志摩サミット)でも対策が議論され世界的な課題となっています。

抗生物質は1929年、英国の学者フレミングがペニシリンを発見した事から始まりメチシリン、バンコマイシンなど様々な抗生物質が開発され細菌の感染治療に用いられましたが耐性菌が次々に出現し、いたちごっこの状況が続いてきました。耐性菌は遺伝子が突然変異したり、細菌が持っている耐性遺伝子が他の病原菌に乗り移ったりして生まれます。耐性菌が感染を繰り返すと複数の抗生物質への耐性を獲得し多剤耐性菌になります。つまり、使用できる抗生物質が限られ治療は困難になります。耐性菌の中でも特に対策が急がれているのがカルバペネム耐性腸内細菌科細菌(CRE)です。大阪の病院で大規模な院内感染が起こり健康な人でも重症化する恐れがあります。

対策として

①国や学術機関を中心に抗生物質の開発を進める必要がある。

②幅広く菌に効く薬ではなく、各々の菌にピンポイントで効く薬が必要である。

③抗生物質の正しい服用が重要で使いまわしはせず、必要な時にだけ処方された量を守って服用することが大切である。

④手洗いなど基本的な日常感染対策を習慣づける。

今後、新しい抗生物質が開発されなければ感染菌による死亡者数が更に増えると考えられます。

リハビリテーション室長 見田忠幸

リハビリ通信 No.211 応急処置(RICE処置)について

2016年08月17日(水) QAリハビリテーション科1新着情報

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捻挫や打撲、肉離れなどのケガをした際に、病院に受診するまでの間に、損傷部位を最小限に抑える応急処置のことをRICE処置といいます。

RICE処置とは、Rest(安静)、Ice(冷却)、Compression(圧迫)、Elevation(挙上)の頭文字をとってRICE処置と呼ばれています。

受傷後は必ず損傷部位に熱感・腫脹・発赤の炎症症状が出現します。その炎症症状を抑えるために・・・

Rest(安静):損傷部位を動かさないことや体重をかけないこと。

Ice(冷却):損傷部位を15~20分間氷で冷やすこと。冷やす際に火傷に注意すること。

Compression(圧迫):弾性包帯で損傷部位を軽く圧迫をすること。

Elevation(挙上):損傷部位を心臓より高く挙げること。

以上のことを受傷直後から病院へ受診するまでに適切に行うことで治癒を早めることができます。これはあくまで応急処置であり、治療ではないので処置後は必ず病院へ受診しましょう。

リハビリテーション科 服部 司

リハビリ通信 No.210 足関節捻挫について

2016年08月14日(日) QAリハビリテーション科1新着情報

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足関節は捻挫(ねんざ)の起こりやすい関節であり、捻挫した際、足関節の外側に位置する靱帯が損傷されることが多いです。靱帯に一時的にストレスが加わった程度であれば、その予後は良好ですが、加わった外力が大きい場合、靱帯損傷や靱帯付着部の剥離骨折などを併発します。

 

「ただの捻挫」と侮ってはいけません。

 

捻挫を受傷した方から「ただの捻挫だから、しばらくじっとしてたら治ると思ってた。」とよく聞きます。靱帯損傷がなければそれでいいのかもしれませんが、もし靱帯が損傷していたり、剥離骨折を伴っていた場合、「足関節の固定」と「患部の安静」が必要となります。

靱帯は、損傷を受けると4~5週間の修復期間が必要となります。その修復期間が完了するまではしっかりと固定をし、靱帯走行部の支持性を獲得するということが重要となってきますが、この「修復期間」に無理なストレスをかけると損傷靱帯の修復が阻害され、足関節の支持性が獲得できなくなってしまいます。そして、歩行時に「足首が痛い。」、「足首がグラグラするような気がする。」といった症状の出現に発展していまします。

足関節に限らずですが、捻挫を受傷した際には「しばらくしたら治る」ではなく、整形外科を受診し、適切な検査・治療を受けることをおすすめします。

リハビリテーション科 小野正博

待ち時間のお知らせ (8月8日~8月12日)

2016年08月13日(土) 待ち時間のお知らせ1新着情報

8月8日~8月12日