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骨粗鬆症とともに Vol.1 骨粗鬆症とは?

2017年01月09日(月) 新着情報1骨粗鬆症

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骨粗鬆症とは骨の脆弱性が進行し、骨折しやすい状態にある全身的な骨の病気です。骨の密度がピークに達する20歳頃までに獲得する最大骨量が少ないことと、成人後新しく造られる骨の量よりも、壊して吸収されていく骨の量のほうが多くなることが原因で起こります。

現在日本の骨粗鬆症患者は1280万人以上(男性約300万人、女性約980万人)と推計されており、超高齢化社会突入に向け今後さらに増えると予想されています。

骨粗鬆症が原因で起こる骨折のことを脆弱性(ぜいじゃくせい)骨折といいます。軽微な外力、一般的には立った高さからの転倒よりも小さい衝撃で発生した骨折のことを指します。高齢者に好発する骨折のうちで最も頻度が高いのは椎体(背骨)の骨折で、次いで大腿骨近位部(足の付け根付近)、橈骨遠位部(手首付近)上腕骨近位部(肩の下あたりのうで)の骨折が多いとされています。

骨粗鬆症が進行し、一度脆弱性骨折を起こすと再度骨折を起こすリスクが2~4倍高くなると言われており、これを骨折の連鎖と言います。骨折を起こすと、体を支える機能の低下や運動機能の障害をきたします。さらにはそれらの影響から諸臓器の機能障害(背骨が曲がることによる肺換気量の低下、心臓への影響、胃や腸が圧迫されることによる食欲低下、便秘など)を起こす可能性も高いです。寝たきりなど介護が必要な状態となることも多く、健康寿命の短縮、さらには死亡率の増加に繋がると言われています。

特に閉経後の女性では骨粗鬆症が原因の脆弱性骨折を起こす危険性が高いため、治療の継続と転倒予防が重要です。

骨粗鬆症対策が医療のみならず社会的にも重要な課題となっている昨今、地域の患者様に骨粗鬆症について積極的に理解していただき治療につなげていくことで、骨折の予防、生活の質向上に少しでも貢献できるよう、私達看護師もお手伝いさせていただきます。お気軽にお声がけ下さい。

骨粗鬆症マネージャー 石山瑞穂

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2017年01月08日(日) 待ち時間のお知らせ1新着情報

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リハビリ通信 No.225 鼻水はなぜ出るのか?

2017年01月03日(火) QAリハビリテーション科1新着情報

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くしゃみと同様に鼻に入った異物を排除する防衛反応の一つが鼻水と言えます。

鼻の機能には2つあり、吸った空気が肺に送られる前に適切な温度や湿度になるように調整するエアコンのような機能と吸い込んだ空気中に含まれる異物を取り除く、フィルターのような機能があります。

例えば細菌、ウィルス、花粉、ハウスダストなどの異物が鼻の中に侵入し、鼻の粘膜が炎症を起こし時に、鼻腔の異変を察知した副交感神経が大量に粘液、つまり鼻水を作り異物を体外へ排除しようとします。また、鼻に入った異物の種類により鼻水の成分が変わります。細菌が入った場合、細菌の死骸、白血球の一種が含まれるため粘度が高く黄色い鼻水になります。一方、花粉などアレルギー物質に反応した鼻水は白血球に加え血液中の水分が混じり水鼻になります。

鼻をかむ時は両側の穴を同時にではなく、片方ずつ穴を押さえて交互にかむことが大切です。両側を同時に強くかむと鼻水が耳に逆流し他の症状を発症する恐れがあるためです。また、鼻水が垂れるからといって強くすすることも逆流の原因になります。鼻と耳は鼓膜の奥の耳管でつながっています。鼻水には細菌やウィルスなど異物が混じっているため耳まで達すれば中耳炎の原因になり、強くかみすぎると耳の中に圧力がかかり、耳が痛くなることもあります。

リハビリテーション室長 見田忠幸