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リハビリ通信 No.226 肩関節周囲炎の夜間痛について

2017年01月22日(日) QAリハビリテーション科1新着情報

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肩関節周囲炎は拘縮による可動域制限、運動時痛や安静時痛といった痛みなど、様々な症状を呈します。その中で「夜間痛」というものがあり、就寝後、だんだん疼く(うずく)ような痛みが生じ、その痛みのために目が覚めてしまうというものです。※ここでの痛みは就寝後に生じる「安静時痛」であり、「寝返りをした時に痛い。」というものは運動時痛であるために除外しています。

この夜間痛の原因として、「肩峰下滑液包の炎症」が関与しています。この肩峰下滑液包には神経が非常に多く分布しているため、同部位での炎症が生じると安静時痛・運動時痛ともに強く出現することとなります。

我々理学療法士は、この肩峰下滑液包に負担をかけない可動域訓練、同部位の癒着や拘縮の除去などを行い、夜間痛の軽減に努めています。

リハビリテーション科 小野正博

待ち時間のお知らせ (1月16日~1月21日)

2017年01月21日(土) 待ち時間のお知らせ1新着情報

1月16日~1月21日

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2017年01月14日(土) 待ち時間のお知らせ1新着情報

1月10日~1月14日

骨粗鬆症とともに Vol.1 骨粗鬆症とは?

2017年01月09日(月) 新着情報1骨粗鬆症

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骨粗鬆症とは骨の脆弱性が進行し、骨折しやすい状態にある全身的な骨の病気です。骨の密度がピークに達する20歳頃までに獲得する最大骨量が少ないことと、成人後新しく造られる骨の量よりも、壊して吸収されていく骨の量のほうが多くなることが原因で起こります。

現在日本の骨粗鬆症患者は1280万人以上(男性約300万人、女性約980万人)と推計されており、超高齢化社会突入に向け今後さらに増えると予想されています。

骨粗鬆症が原因で起こる骨折のことを脆弱性(ぜいじゃくせい)骨折といいます。軽微な外力、一般的には立った高さからの転倒よりも小さい衝撃で発生した骨折のことを指します。高齢者に好発する骨折のうちで最も頻度が高いのは椎体(背骨)の骨折で、次いで大腿骨近位部(足の付け根付近)、橈骨遠位部(手首付近)上腕骨近位部(肩の下あたりのうで)の骨折が多いとされています。

骨粗鬆症が進行し、一度脆弱性骨折を起こすと再度骨折を起こすリスクが2~4倍高くなると言われており、これを骨折の連鎖と言います。骨折を起こすと、体を支える機能の低下や運動機能の障害をきたします。さらにはそれらの影響から諸臓器の機能障害(背骨が曲がることによる肺換気量の低下、心臓への影響、胃や腸が圧迫されることによる食欲低下、便秘など)を起こす可能性も高いです。寝たきりなど介護が必要な状態となることも多く、健康寿命の短縮、さらには死亡率の増加に繋がると言われています。

特に閉経後の女性では骨粗鬆症が原因の脆弱性骨折を起こす危険性が高いため、治療の継続と転倒予防が重要です。

骨粗鬆症対策が医療のみならず社会的にも重要な課題となっている昨今、地域の患者様に骨粗鬆症について積極的に理解していただき治療につなげていくことで、骨折の予防、生活の質向上に少しでも貢献できるよう、私達看護師もお手伝いさせていただきます。お気軽にお声がけ下さい。

骨粗鬆症マネージャー 石山瑞穂

待ち時間のお知らせ (1月4日~1月7日)

2017年01月08日(日) 待ち時間のお知らせ1新着情報

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