
リハビリ通信 No.230 片脚立位について
2017年03月24日(金) QAリハビリテーション科1新着情報
近年、ロコモティブシンドローム(運動器症候群)が注目されるようになり、それを予防するための運動の一つに片脚立位があります。これは、バランスを取る上で重要な動作であり、歩行はこの片脚立位の繰り返しでもあるためにロコモティブシンドロームを予防する運動(ロコトレ)の一つとなっています。 片脚立位では支持脚と骨盤を結ぶ筋肉(主に中殿筋しっかり働くことで骨盤が水平化され、安定した片脚立位が可能となります。そのため、この中殿筋の筋力低下が生じると骨盤水平位を保つことができずにバランスを崩してしまうため、同筋の筋力トレーニングとして片脚立位が行われます。 そしてここで少し考えたいのが、トレーニングをする際の姿勢です。片脚立位を行う際、骨盤の肢位によって作用する筋肉が変化します。骨盤前傾位では中殿筋の後方の線維が作用し、骨盤後傾位では中殿筋の前方線維や大腿筋膜張筋といった筋肉が作用します。そのため、骨盤の肢位によって作用する筋肉が変化するため、我々理学療法士は、姿勢を変化させながらの片脚立位にて筋力低下を起こしている筋肉を見つけ、選択的に筋力トレーニングを行うといった運動療法を行っています。 リハビリテーション科 小野正博 |

「戦国時代のサバイバル」
2017年03月22日(水) 新着情報
書店で歴史漫画サバイバルシリーズというのを見かけたので、1冊「戦国時代のサバイバル」という本を買ってみました。 小学生の子供たちの興味深そうな本ですね。 是非、どうぞ! |



リハビリ通信 No.229 花粉症のOTC薬について
2017年03月10日(金) QAリハビリテーション科1新着情報
スギやヒノキの花粉が飛び始め、花粉症の患者さんにとって憂鬱な時期になって来ました。花粉症は植物の花粉が引き起こすアレルギーの一種です。近年、花粉症対策のスイッチOTC薬が増えているのは医療用医薬品の抗アレルギー薬の成分転用承認が相次いでいるからです。スイッチOTC薬とは医師の処方箋が必要な医療用医薬品に含まれる成分を、転用(スイッチ)した一般用医薬品です。OTCは「Over The Counter」の略語で薬局のカウンター越しで買えるとの意味があります。 スイッチOTC薬は ①安全:ある程度、安全が確立されていて副作用が少ない。②便利:医師の診察を受ける時間がない人にとって夜間、営業の街中のドラックストアなどで購入できるスイッチOTC薬は便利である。③効果が明確:医薬用の成分配合で検査はしなくても自分の感覚で効果がわかる。例えば咳・鼻水・痛みが止まるなど効果が明確である。 花粉症市販薬の市場規模はこの数年、内販薬、点鼻薬、目薬の3種類で150〜230億円で毎年の花粉症の飛散数によって大きく増減するとの事です。今春のスギやヒノキなどの花粉症飛散量は、全国平均で昨年の4倍を超える見込みです。近畿から九州の西日本で大幅増が予想されています。 リハビリテーション室長 見田忠幸 |
