

骨粗鬆症とともに Vol.9 骨粗鬆症治療に必要なビタミンD
2017年08月28日(月) 新着情報1骨粗鬆症
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骨粗鬆症治療に広く用いられる活性型ビタミンD3製剤は体内でのカルシウム利用率を高める効果があります。骨粗鬆症予防にはカルシウムの摂取が重要ですが、カルシウムは吸収されにくい栄養素のため、ビタミンDを摂ることでカルシウムの吸収を高めてくれます。逆にたくさんのカルシウムを摂ってもビタミンDが不足していたらカルシウムは十分に吸収されないということです。 薬だけではなくビタミンDは食事からの摂取や、紫外線を浴びることによって皮膚で合成されます。その後肝臓や腎臓で活性型ビタミンDに変化します。 ビタミンDが豊富に含まれている食品は主に魚で、鮭やウナギ、いわし、サンマなどの青魚です。めざしなどを丸ごと食べるとビタミンDとカルシウムが同時にとれて効率のよい食事と言えます。厚生労働省はビタミンD摂取目安量を5.5㎍としています。 日光浴はそれほど長時間でなくても大丈夫です。一般的に顏と肘から先の腕を直射日光に当てるだけで1日に必要な分以上のビタミンDが合成されるとされています。晴れた日にベランダや屋外で洗濯物を干したり、買い物に出かける程度の時間で十分だそうです。 骨粗鬆症マネージャー 石山瑞穂
参考文献 骨粗鬆症の最新治療、石橋英明監修、主婦の友社、2016 |


夏期休業のお知らせ(再掲)
2017年08月13日(日) 新着情報
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当クリニックでは下記の期間を夏期休業とさせていただきますので、ご案内いたします。休業期間は何かとご迷惑をおかけすることと存じますが、ご容赦くださいますよう何卒よろしくお願い申し上げます。 夏期休業期間 2017年8月13日(日)~2017年8月15日(火) |

リハビリ通信 No.239 関連痛について
2017年08月13日(日) QAリハビリテーション科1新着情報
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関連痛とは、患部ではないところに生じる痛みのことであり、日常診療の中では、肩関節周囲炎における運動時痛や夜間痛などがこれにあたるのではないかと考えています。肩関節周囲炎では、患部は肩関節であるにも関わらず、上腕の近位外側部や肘関節の外側部などで痛みが生じます。そのため、「肩だけじゃなく、他の所も痛くなってきた。」という訴えをよく耳にします。そのため、痛みが生じる部位(ここでは上腕近位外側部や肘関節外側部など)を圧迫してみて、「圧痛」があるかどうかを確認することが重要になります。もしそこで圧痛があるのであれば、圧迫した部位に何か悪いものがあるのではないかと言えるのですが、ほとんどの場合、痛みが生じている部位での圧痛は認めません。そのため、疼痛を引き起こしている組織は痛みが生じている組織とは別であるということがわかります。 当院の理学療法では、このような確認作業(評価)を行い、原因組織が何であるのかを鑑別しながら運動療法を行っています。 リハビリテーション科 小野正博
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