
リハビリ通信 No.237 腰痛と股関節の可動性について
2017年07月13日(木) QAリハビリテーション科1新着情報
腰痛に苦しめられている方は非常に多く、当院でも多くの腰痛患者さんが来院されます。腰痛の原因疾患には筋・筋膜性腰痛や腰椎椎間板ヘルニア、腰椎終板障害、椎間関節性腰痛、腰椎分離症および辷症など、様々なものがありますが、これらのほとんどに「股関節における可動域制限」を認めます。 股関節は腰椎の土台であり、両者は互いに協調し合って様々な運動を遂行しますが、土台である股関節が拘縮(固まってしまう状態)してしまうと、股関節での可動性が低下した分だけ腰椎で代償しなければならない状況となります。その結果、腰椎への過負荷が蓄積し、腰痛が生じてしまいます。 当院の理学療法士は腰痛を有する方に対し、腰椎へのアプローチに加え、股関節の可動域制限を改善する操作も行い、腰椎と股関節の協調した運動を獲得することを目標に運動療法を実施しています。 リハビリテーション科 小野正博 |

夏期休業のお知らせ
2017年07月09日(日) クリニックインフォメーション1新着情報
当クリニックでは下記の期間を夏期休業とさせていただきますので、ご案内いたします。休業期間は何かとご迷惑をおかけすることと存じますが、ご容赦くださいますよう何卒よろしくお願い申し上げます。 夏期休業期間 2017年8月13日(日)~2017年8月8月15日(火) |

8月5日(土)臨時休診のお知らせ
2017年07月09日(日) クリニックインフォメーション1新着情報
来たる8月5日(土)は院長出張のために臨時休診となります。 ご迷惑をおかけいたしますが、ご理解ご協力を賜りますようによろしくお願い申し上げます。 |


リハビリ通信 No.236 反射性失神について
2017年07月06日(木) QAリハビリテーション科1新着情報
満員電車、人混みの中、学校の朝礼集会など突然、意識を失い倒れてしまう失神は一般に「気絶」「貧血」と呼ばれ何かの原因で血圧が急に低下し、脳の血流が一時的に減るために起こります。倒れて頭が低くなると脳に血流が行き渡り、数分以内に意識が戻ります。 アメリカの研究によれば失神の発生率は年間1000人あたり6人程度、日本の人口に発生率を当てはめると年間70万人以上が失神している計算になります。 失神は3つのタイプがあり最も多いのが①自律神経の一時的な変調が原因とされる「反射性失神」②不整脈など心臓の病気による「心原性失神」③立ち上がるとすぐに起きる「起立性低血圧」があります。この中で高リスクなのは「心原性失神」で突然死につながる可能性があります。失神の前に胸の痛みを感じたか、家族に突然死をした人はいないかなどを問診で確認し、心電図で詳しく調べ必要な治療に進みます。「反射性失神」「起立性低血圧」は命に関わることはありません。 再発予防として「反射性失神」は何らかの前兆があることが多く、どの様な環境で失神したのか、倒れる前に体調や気分にどんな変化があったのか、などを丁寧に確認することが最も大切で、生活面で注意をする必要があります。 具体的に注意をする場面・環境は、長時間立ち続けない、満員電車などの暑い閉鎖環境は失神を起こしやすい、疲労は避け体調を維持する、適度な水分・塩分をとり脱水を防ぐ、過度な飲酒を避けるなどです。 自分でできる対策としては過去の失神と似た様な前兆があり「危ない」と感じたら、その場でしゃがみ込む、横になるなど頭を低く保つ、また、握り拳を行い、胸の前で両手の指を組んで左右に引っ張り合い筋の収縮を促すのも有効とされています。病状を理解し対処法を知ることで精神的な不安を軽減することも重要な対策の一つです。 リハビリテーション室長 見田忠幸 |
