
リハビリ通信 No.240 血液1滴で早期がん発見検査について
2017年09月01日(金) QAリハビリテーション科1新着情報
国立がん研究センターは血液1滴で乳がんなど13種類のがんを早期発見する新しい検査法を開発し臨床研究を始めました。細胞から血液中に分泌される微小物質「マイクロRNA」を利用して乳がん・肺がん・胃がん・大腸がん・食道がん・肝臓がん・膵臓がんなど各々、固有の「マイクロRNA」を特定し、血液1滴でステージ1を含め95%以上の確率で診断でき、乳がんは97%の確率で診断が可能になりました。 利点: ①多数のがん検査を受けなくても良い ②早期発見が可能である(今までのがん血液検査では、がんが大きくなるまで腫瘍マーカーが検出できなかった) ③一度に複数の種類のがんを診断可能である 欠点: ①診断の確定に精密検査が必要である(まだ確立されておらず将来的には、がんのステージや特徴も分かるようになると考えられている) 欧米でも「マイクロRNA」を使った病気の早期発見を目指す研究が盛んですが、日本では多数の患者さんで解析をしており今後の研究に有用性・実効性があると考えられています。 リハビリテーション室長 見田忠幸 |


骨粗鬆症とともに Vol.9 骨粗鬆症治療に必要なビタミンD
2017年08月28日(月) 新着情報1骨粗鬆症
骨粗鬆症治療に広く用いられる活性型ビタミンD3製剤は体内でのカルシウム利用率を高める効果があります。骨粗鬆症予防にはカルシウムの摂取が重要ですが、カルシウムは吸収されにくい栄養素のため、ビタミンDを摂ることでカルシウムの吸収を高めてくれます。逆にたくさんのカルシウムを摂ってもビタミンDが不足していたらカルシウムは十分に吸収されないということです。 薬だけではなくビタミンDは食事からの摂取や、紫外線を浴びることによって皮膚で合成されます。その後肝臓や腎臓で活性型ビタミンDに変化します。 ビタミンDが豊富に含まれている食品は主に魚で、鮭やウナギ、いわし、サンマなどの青魚です。めざしなどを丸ごと食べるとビタミンDとカルシウムが同時にとれて効率のよい食事と言えます。厚生労働省はビタミンD摂取目安量を5.5㎍としています。 日光浴はそれほど長時間でなくても大丈夫です。一般的に顏と肘から先の腕を直射日光に当てるだけで1日に必要な分以上のビタミンDが合成されるとされています。晴れた日にベランダや屋外で洗濯物を干したり、買い物に出かける程度の時間で十分だそうです。 骨粗鬆症マネージャー 石山瑞穂
参考文献 骨粗鬆症の最新治療、石橋英明監修、主婦の友社、2016 |


夏期休業のお知らせ(再掲)
2017年08月13日(日) 新着情報
当クリニックでは下記の期間を夏期休業とさせていただきますので、ご案内いたします。休業期間は何かとご迷惑をおかけすることと存じますが、ご容赦くださいますよう何卒よろしくお願い申し上げます。 夏期休業期間 2017年8月13日(日)~2017年8月15日(火) |
