
臨時休診のお知らせ(11月8日午後診~11月10日午後診)(再掲)
2017年11月05日(日) 新着情報
来たる11月8日(水)午後診、11月9日(木)午前診、11月10日(金)午前診、午後診は院長出張のために臨時休診となります。 ご迷惑をおかけいたしますが、ご理解ご協力を賜りますようによろしくお願い申し上げます。 |


リハビリ通信 No.244 変形性膝関節症について
2017年11月02日(木) QAリハビリテーション科1新着情報
生まれた赤ちゃんはみんなO脚で骨の成長阻害、ビタミンD欠乏、クル病、外骨腫などの病気以外は自然に矯正され、3歳の頃には少しX脚になりますが発育とともに小学校に入学する時は真っ直ぐになります。しかし、大人のO脚は自然に治る事はあり得ません。骨が変形した事によりO脚になった場合は手術をしないと根本的には完治しません。 巷で言われているO脚が治ると言う宣伝は…。限界はありますが姿勢を正せば美しく見せる事はできます。 欧米人に比べ日本人はなぜO脚になりやすいのかと言うと日本人の靭帯の位置、筋肉の走行に特徴があるのでO脚になりやすいと言われています。 O脚が一番問題になるのは健常な脚に比べ変形性膝関節症になる確率が高く、変形性膝関節症に進行しやすいと言う事です。変形性膝関節症が進行する原因にO脚があり、その他には太りすぎ、運動不足などがあります。 進行を遅らせ少しでも防ぐ方法は体重を減らし、膝関節周囲の筋の協調性、柔軟性を高める事です。決して強い負荷の運動はせず隣接する関節を含め、少数頻回で行うことが重要です。 リハビリテーション室長 見田忠幸 |


骨粗鬆症とともに Vol.11 骨折にかかる医療費の現状
2017年10月27日(金) 新着情報1骨粗鬆症
平成25年の国民医療費の概況によると、国民医療費は年間40兆610億円とされており、そのうち医科医療費は28兆7447億となっています。医科医療費の疾患別内訳で筋骨格系及び結合組織の疾患は3番目に多く、2兆2422億円、10番目には骨折が多く、その医療費は1兆1313億円だそうです。骨折にかかる医療費1兆1313億円の55.9%に当たる6329億円は65歳以上の女性が支出しているそうで、高齢女性の骨折予防が重要であることを示唆するデータとなっています。 大腿骨近位部骨折の発生推移は1987年から一貫して増加傾向であり、2012年は過去最高となっています。大腿骨近位部骨折1件あたりの治療費は約150万円かかると言われており、年間約18万件の発生とすると2700億円の医療費支出ということになります。急性期治療後の介護費用にもひとりあたり年間約150万円程度かかるとされており、大腿骨近位部骨折発生後の医療介護費は、ひとり平均年間約300万円かかることになります。大腿骨近位部骨折を起こすと反対側の骨折を起こすリスクが4倍以上に高まるとも言われており、骨折の連鎖は更なる医療、介護費の支出につながると言えます。 日本の骨粗鬆症治療率は約25%程度とされており、先進諸国の中では低い現状があります。医療費削減の視点からも、骨折を予防するための治療や取り組みが重要であると言えます。 骨粗鬆症マネージャー 石山瑞穂
参考文献 日本骨粗鬆症学会誌 Vol.2 No.4 2016 |
