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2018年03月04日(日) 待ち時間のお知らせ1新着情報

2月26日~3月3日

骨粗鬆症とともに Vol.15 脆弱性椎体骨折を起こしたら安静にしないといけない?

2018年03月01日(木) 新着情報1骨粗鬆症

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骨粗鬆症が原因で起こりやすい骨折の中でも最も多いとされているのが脊椎椎体骨折であり、わが国の年間発生件数は約100万件と推定されています。当院でも軽微な外力をきっかけに発生してしまった方が多く治療に通われていますが、そのような患者さんからよく聞かれるのが「できるだけ動かないようにしたほうがいいですか?」という内容の質問です。

骨粗鬆症を基盤とした脆弱性骨折の場合絶対安静の必要はなく、痛みに応じて動く必要があります。安静にして寝てばかりいると、認知機能の低下や筋力の低下、床ずれや肺炎など安静による弊害が起こり、もとの日常生活動作のレベルに戻れないことがあるからです。

急性期は強い痛みを伴うことも多いため、薬物や体幹装具(コルセット)の使用でコントロールを行います。コルセットは就寝時以外装着し、仮骨形成がみられる8~12週目以降を目安に除去のタイミングを医師と相談します。このような治療を組み合わせながら、一般的には日常生活動作を維持しながらの保存治療が原則とされています。原因である骨粗鬆症に対して、骨密度が著しく低い症例や、以前にも椎体の骨折を起こしている症例では医師と相談し治療を開始することをお勧めします。

骨粗鬆症マネージャー 石山瑞穂

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

参考文献

整形外科看護12月号. 2017vol22. メディカ出版

待ち時間のお知らせ(2月19日~2月24日)

2018年02月25日(日) 待ち時間のお知らせ1新着情報

2月19日~2月24日

リハビリ通信 No.251 前十字靱帯(ACL)損傷について

2018年02月20日(火) QAリハビリテーション科1新着情報

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前十字靱帯(Anterior Cruciate Ligament:ACL)とは膝関節内にある靱帯であり、この靱帯の損傷は発生頻度が高く、スポーツ障害の中でも代表的なものの一つです。

靱帯が損傷されると、急性期では疼痛・腫脹・関節不安定性などが生じ、時間が経つと痛みは減少してきますが、膝関節での不安定となります。また、この前十字靱帯が損傷すると自然に治癒するというものではなく、手術による治療(靱帯再建術)が適応となります。手術の方法は何種類かありますが、腱(半腱様筋腱や薄筋、膝蓋腱など)を再建材料として用い、治療します。

手術後はもちろん運動療法を実施しますが、不安定性が出ないように、筋萎縮が生じないように、そして再建靱帯が再断裂しないように進めていくことが目標であり、組織の修復期間を考慮しながらトレーニング方法や運動負荷の設定を確認しながら治療を進めていきます。その中で、時間が経過すれば再建部も成熟してくるために安定性が増大するのではないかとイメージできるのですが、「術後、徐々に再建部の強度は上昇してきますが、術後10ヶ月経過した時点での再断裂するケースが多く、再建靱帯挿入部にて強度が一次的に落ちてしまう。」ということがわかってきました。そのため、日常生活動作やスポーツにおいて「術後10ヶ月」という時期は注意するようにと指導することが非常に重要となってきます。

我々理学療法士は、運動療法を実施するだけでなく、安全に治療を進めていくために注意すべき事をしっかり説明しながら治療にあたっています。

リハビリテーション科 小野正博

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2018年02月19日(月) 待ち時間のお知らせ1新着情報

2月13日~2月17日