新着情報

リハビリ通信 No.269 歩行介助について(パーキンソン病症例に対して)

2018年09月02日(日) QAリハビリテーション科1新着情報

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パーキンソン病には様々な症状がありますが、特に「すくみ足」という歩行時の不安定性、転倒につながるような症状があります。このすくみ足とは、動作を開始する際、その動作が止まってしまう状態で有り、歩行時に1歩を出そうとしても脚が前へ出すことができなくなる症状です。

当院に通院しておられる方の中でもパーキンソン病により歩行困難な方がおられるため、転倒しないように歩行介助の方法を工夫するようにスタッフ間で情報を共有するようにしています。

すくみ足に対する対策として、歩行時にどこまで脚を前へ出すのか目印を作る、もしくは脚を出す際のかけ声などが有効であるという報告があるため、かけ声をかけながら歩行介助をしています。このようにして当院では歩行介助と転倒予防に努めています。

リハビリテーション科 小野正博

待ち時間のお知らせ(8月27日~9月1日)

2018年09月01日(土) 待ち時間のお知らせ1新着情報

8月27日~9月1日

骨粗鬆症とともに Vol.21 カルシウムサプリメントは飲んだ方がいい?

2018年08月30日(木) 新着情報1骨粗鬆症

2018.8

 

骨粗鬆症で治療に通っている方や、骨粗鬆症にならないように予防したいと言われる患者様に、カルシウムのサプリメントを飲んだ方がいいのでしょうか?と聞かれる場面が時々あります。そのような場合、患者様にはサプリメントよりも毎日3度のバランスのとれた食事を十分心がけていただくようにお伝えしています。

サプリメントに含まれるカルシウムの吸収率は、第6次日本人の栄養所要量におけるカルシウム所要量の算定に適用されたデータによると、30歳以降は30%となっているそうです。また、カルシウムの吸収率は生体の内因性因子(健康状態、年齢、身体活動量など)によっても異なると言われています。

しかし普段の食事に加えて、サプリメントからカルシウムを補給した介入試験では、骨量が増加し、更には骨折予防効果を示したという結果が国内外でも報告されているそうです。

カルシウムの摂取量は成人の場合、1日700〜800mgが推奨されていますので、どうしても補えない日はサプリメントからの補給もいいかもしれません。その場合は空腹時より食事時の方がカルシウムの吸収率が良いので、食事と一緒に摂取した方がいいようです。また、副作用を防止するためサプリメントからのカルシウム補給量が、1日500mgを超えないようにしていただきたいと思います。

 

骨粗鬆症マネージャー  石山瑞穂

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

参考文献

骨粗鬆症の予防と治療のガイドライン2015年版、骨粗鬆症治療の予防と治療ガイドライン作成委員会編集、ライフサイエンス社 2015

公益財団法人 骨粗鬆症財団 2018年8月23日閲覧

http://www.jpof.or.jp/faq/faqprevention/

待ち時間のお知らせ(8月16日~8月25日)

2018年08月29日(水) 待ち時間のお知らせ1新着情報

8月16日~8月25日

リハビリ通信 No.268 前額面

2018年08月14日(火) QAリハビリテーション科1新着情報

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身体内部に想定される重心を通る相互に直行する3つの面を身体の基本面といい、そのうち左右に通り身体を前後に2分する面を基本前額面といいます。また基本前額面から外れた平行な面を前額面といいます。

前額面上の動きを見る場合、主に外転や内転ですが身体の左右を通る面の動きとなります。また両肩、両骨盤などの位置関係を前額面で観察することにより身体の左右差を把握することができます。

リハビリテーション科 堤 豊