新着情報

リハビリ通信 No.278 こむら返りについて

2018年11月22日(木) QAリハビリテーション科1新着情報

こむら返りに悩まされている方は非常に多く、「こむら返りが起こって痛い。」、「脚がつって困る。」といった訴えを日常診療の中でもよく耳にします。(よく「こぶら返り」と言っておられる方がいるのですが、「こむら返り」です。)

この「こむら返り」ですが、正式な名称は「筋クランプ」と言い、不随意に起こる骨格筋の有痛性筋痙攣(けいれん)であるとされています。筋肉が自分の意思とは無関係に過剰収縮を起こすため、筋の収縮方向とは逆方向(筋肉をストレッチする方向:例えば、ふくらはぎの筋肉がつってしまった場合、つま先が上を向く方向)に引っ張って筋肉を伸張させます。そうすると、筋肉は収縮方向へと動けなくなるために、筋痙攣がおさまります。

就寝時などで急に生じるので、一度起こってしまったら痛みのためになかなか対処できないかもしれませんが、この「収縮方向と反対方向に引っ張る」ということができれば対応できると思いますので、覚えておいていただけたらと思います。

リハビリテーション科 小野正博

待ち時間のお知らせ(11月12日~11月17日)

2018年11月17日(土) 待ち時間のお知らせ1新着情報

リハビリ通信 No.277 理想的な安静立位のアライメント 前額面

2018年11月15日(木) QAリハビリテーション科1新着情報

リハビリ通信No.277

アライメントとは骨の配列や関節の位置関係を表し、理想的な安静立位のアライメントとは前額面から見た場合、床からの垂直線が上記5つの点を通るといわれています。

これらの指標から逸脱している場合、各関節や筋に負担をかけることになりバランス不良の要因となります。

しかし、個体差があるため必ずしもアライメントが整い真っすぐになっていることが正しいわけではないことも注意していただきたいと思います。

リハビリテーション科  堤 豊

待ち時間のお知らせ(11月5日~11月10日)

2018年11月11日(日) 待ち時間のお知らせ1新着情報

11月5日~11月10日

リハビリ通信 No.276 膝関節の動きと理学療法について

2018年11月05日(月) QAリハビリテーション科1新着情報

絵

疾患の無い正常な膝関節が最大伸展位にある時、大腿骨側から脛骨を見た場合、大腿骨は脛骨に対して内旋しています。逆に脛骨側から大腿骨を見た場合、脛骨は大腿骨に対して外旋しています。最大伸展位の膝関節が最大屈曲位(正座)に向かって屈曲を開始すると、脛骨は徐々に内旋しながら屈曲をして、内旋をした脛骨の内側後方が大腿骨に軟部組織を介して衝突、ロックされた状態が最大屈曲位で、正座という一つの運動動作に繋がります。

人工膝関節(TKA)の場合は生体の機能とは違い、最大伸展位の膝関節が脛骨側から大腿骨を見た場合、内旋しており、屈曲とともに外旋方向へ回旋するなど実際の健常人の膝関節の正常運動軌跡とは違う異常運動軌跡を辿る様です。理学療法では人工膝関節(TKA)の患者さんを治療する時に健常人とは違う動きを考慮しながら人工膝関節の患者さんの治療を行なっています。

リハビリテーション室長 見田忠幸