
年末年始休診のお知らせ
2018年12月09日(日) クリニックインフォメーション1新着情報
年末年始休診は12月29日(土)~1月3日(木)とさせていただきます。 ご迷惑をおかけいたしますが、ご理解ご協力賜りますようによろしくお願い申し上げます。 |

リハビリ通信 No.279 腰痛の考え方について
2018年12月04日(火) QAリハビリテーション科1新着情報
一般的に腰痛と言えば腰部周囲部が痛いという患者さんが多く、「腰が痛いです。」と共通して訴えられます。しかし、腰痛の原因が不明でよくわからない患者さん、逆に多岐にわたり原因があるなど治療に於ける一定の基準は定かではありません。 例えば陳旧性の骨折が要因となり腰痛に到る場合、変形が進み神経を圧迫して痺れとして腰部に出現している場合、坐骨神経等の神経が筋、軟部組織に絞扼されている場合、その他には仙腸関節障害、脊柱管狭窄症、ヘルニア、椎間板終板の障害、椎間関節の拘縮、腰部周囲筋の癒着・拘縮により炎症、筋の内圧が高くなり疼痛を誘発しているなど、例を一部考えただけでも、これほどの要因が考えられます。 理学療法士は腰痛の病態を考え評価、治療を行い、腰痛を改善していきます。 リハビリテーション室長 見田忠幸 |


骨粗鬆症とともに Vol.24 骨密度検査結果の数字はどのように見るの?
2018年11月29日(木) 新着情報1骨粗鬆症
骨粗鬆症は骨が弱くなって骨折しやすくなる病気ですが、WHO(世界保健機関)では、骨粗鬆症は「低骨量と骨組織の微細構造の異常を特徴とし、骨の脆弱性が増大し、骨折の危険性が増大する疾患である」と定義づけられています。骨粗鬆症の自覚症状は少なく、骨折して病院に行って骨粗鬆症であることを知ることがほとんどではないでしょうか。高齢者、中年以降の女性では骨粗鬆症がすすんできていることが多く、当院でも診断や治療効果の判定の手段として骨密度検査を実施しています。 骨密度とは、骨の強さ(骨強度)を判定するための尺度のひとつで、骨の中にカルシウムやマグネシウムなどのミネラルの成分(骨塩)がどのくらいあるのかを計測するものです。骨密度が低下してくると骨がもろくなり骨折しやすい状態といえますので、自分の骨の状態を知っておくことが必要です。 当院では腕の先(前腕)だけを測定する機械を導入しています。検査結果にはTスコア(若年平均比較)とZスコア(同年齢比較)が表示されています。Tスコアは若い最も骨量が多い時を100%として被験者を比較したものであり、この値が実際に診断や評価に用いられます。日本ではyoung adult mean(YAM値)と比べて何%減少しているかで判断しており、Tスコアが80%以上なら正常、70%以上~80%未満なら骨塩減少、70%未満なら骨粗鬆症と診断されます。Zスコアは同年代の方に対してどれくらいなのかを見る指標であり、骨粗鬆症の診断には用いられません。 骨粗鬆マネージャー 石山 瑞穂
参考文献 整形外科看護 整形外科のキーワード辞典394 メディカ出版 |

