新着情報

リハビリ通信 No.280 動的な姿勢戦略について

2018年12月14日(金) QAリハビリテーション科1新着情報

理想的な安静立位のアライメントでは前後、左右から見た場合5つの指標を通ります。しかし、動的な場面では必ずしもその指標上を重心線は通るわけではないためうまくバランスをとらなければなりません。今回はKlein-Vogelbach(クラインフォーゲルバッハ)が提唱したバランスをとる戦略を2つご紹介したいと思います。

1つ目は支持基底面内の重心の支点が変化しないよう、身体の重さを利用して釣り合いを取る戦略でカウンターウェイトと呼ばれます。例えば、おじぎをしたときに、頭部が前方へ移動した際、臀部が後方に動くようにヤジロベーのように重さを利用してバランスをとることをいいます。

2つ目は目的を実行する際に、移動する側と反対の拮抗する筋が働きバランスをとる戦略をカウンターアクティビティといいます。例えば、おじぎをしたときに前方へ重心が移動した際、背筋が働くことでバランスをとることをいいます。

これらはどちらかだけが働くということはなく体を安定させるためにバランスよく働きます。

理学療法士は動作を確認し、痛みや可動域制限によって上記のバランスが崩れた患者様に対し評価、治療を行います。

リハビリテーション科  堤 豊

12月22日(土) 院長診察休診のお知らせ

2018年12月13日(木) クリニックインフォメーション1新着情報

来たる平成30年12月22日(土)は、院長所用のために院長診察休診になります。

派遣医が常駐いたしますのでリハビリなどは通常通りに行いますが、通常の外来診察は行いません。

ご迷惑をおかけいたしますが、ご了承いただきますようお願いいたします。

待ち時間のお知らせ(12月3日~12月8日)

2018年12月10日(月) 待ち時間のお知らせ1新着情報

年末年始休診のお知らせ

2018年12月09日(日) クリニックインフォメーション1新着情報

年末年始休診は12月29日(土)~1月3日(木)とさせていただきます。

ご迷惑をおかけいたしますが、ご理解ご協力賜りますようによろしくお願い申し上げます。

リハビリ通信 No.279 腰痛の考え方について

2018年12月04日(火) QAリハビリテーション科1新着情報

一般的に腰痛と言えば腰部周囲部が痛いという患者さんが多く、「腰が痛いです。」と共通して訴えられます。しかし、腰痛の原因が不明でよくわからない患者さん、逆に多岐にわたり原因があるなど治療に於ける一定の基準は定かではありません。

例えば陳旧性の骨折が要因となり腰痛に到る場合、変形が進み神経を圧迫して痺れとして腰部に出現している場合、坐骨神経等の神経が筋、軟部組織に絞扼されている場合、その他には仙腸関節障害、脊柱管狭窄症、ヘルニア、椎間板終板の障害、椎間関節の拘縮、腰部周囲筋の癒着・拘縮により炎症、筋の内圧が高くなり疼痛を誘発しているなど、例を一部考えただけでも、これほどの要因が考えられます。

理学療法士は腰痛の病態を考え評価、治療を行い、腰痛を改善していきます。

リハビリテーション室長 見田忠幸