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リハビリ通信 No.342 多裂筋について

2022年02月09日(水) QAリハビリテーション科1新着情報

腰痛の治療において多裂筋は重要な筋の一つです。多裂筋は仙骨から第2頸椎まで走行しており、最も強大なのは腰部です。多裂筋は腰椎に走行している他の脊椎背側筋群と比べ腰椎レベルで占める割合が大きい、つまり数多くの軟部組織の中で腰痛の一要因として考えられます。

実際に腰椎疾患の患者さんでは多裂筋のスパスム、腫れ、腫脹が見られる事が多く、理学療法でも治療の一つとしてリラクセーションなど多裂筋に対しアプローチを行います。

リラクセーションを実施する場合、骨盤を後傾させ、腰椎の前弯を可能な限り消失させた状態で多裂筋の走行を考慮して収縮を促します。

リハビリテーション室長 見田忠幸