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骨粗鬆症とともに Vol.54 転倒を予防するためのトレーニング

2022年02月06日(日) 新着情報1骨粗鬆症

骨粗鬆症は骨が脆い状態であるため、転倒すると骨折してしまうことも多いです。超高齢社会である我が国においては、骨折、転倒は要支援・要介護の主な原因のひとつであることから、予防対策が重要になると言えます。

日常生活で、簡単に継続できる転倒を予防するトレーニングのひとつが、バランストレーニング+大腿四頭筋トレーニングとされています。具体的に、バランストレーニングは片足でバランスをとって起立を保持します。両足交互に数十秒保持します。転倒の危険がある場合は何かにつかまりながら行います。大腿四頭筋トレーニングは椅子に座った状態で膝を伸ばし、脚を浮かせた状態で数十秒保持します。このトレーニングを組み合わせて毎日継続することで転倒の発生率が44%低下したというデータがあります。

トレーニングは毎日継続することで効果も出やすいです。幅広い方が継続しやすい簡単ですぐに実行できる内容ですので是非取り入れていただきたいと思います。

骨粗鬆症マネージャー 石山瑞穂

参考文献 OPJリエゾン 第8号 冬 2021 ライフサイエンス社