挙上の際、大結節は3つの経路を通過しています。内旋域の前方挙上によるanterior path外旋域での側方挙上によるpostero lateral path 両方の中間的なneutral pathです。
拘縮がある場合、肩甲上腕関節に関係する軟部組織のどの部位に癒着、柔軟性低下があるのか評価します。軟部組織の拘縮部位により大結節がanterior pathで挙上を行いやすいのか、neutral path、postero lateral pathで挙上しやすいのか、どの経路で肩峰下を通過しやすいのかを考察します。軟部組織の拘縮改善を目的に、挙上が比較的に楽な経路から理学療法を段階的に実施します。
リハビリテーション室長 見田忠幸
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