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骨粗鬆症とともに Vol.52 すり足歩行

2021年06月06日(日) 新着情報1骨粗鬆症

転倒の原因になりやすいすり足歩行は、おもに加齢による筋力低下などが原因であると言われています。すり足歩行は足の蹴りだしが弱くつま先が十分に上がっていない状態で、このような状態では段差のない平地でもつまずいてしまうことが多く危険です。

安定した歩行動作は、股関節や骨盤など歩行に必要な機能が正常に連動して成立しますが、足の運びに関しては、あおり運動を意識することで、転倒予防につながると言われています。

あおり運動とは、足はかかとから接地させ、足の外側に力がかかった後に母趾の付け根で蹴りだす歩き方です。この運動は日常的に私達が歩行する際に行っている運動ですが、特に高齢者などでは足の蹴りだしが弱くなっていることが多く、この動作を意識することで転倒予防につなげていただきたいと思います。

 

骨粗鬆症マネージャー 石山瑞穂

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

参考文献

OPJリエゾン 2021年春号 ライフサイエンス社