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骨粗鬆症とともに Vol.50 膝が痛い時は運動していいの?

2021年03月25日(木) 新着情報1骨粗鬆症

中高年の膝の痛みの原因で最も多いのが変形性膝関節症ですが、膝の痛みがある時には運動はしない方がいいのでしょうか?

膝の痛みがある場合でも、生活に支障がない程度であれば運動をしても大丈夫です。また、運動をしている時に多少痛みが強くなっても、運動が終わって30分程度で治まる範囲であれば、翌日も続けてもいいです。ただし、運動後の痛みが翌日まで持ち越す場合は要注意で、このような場合は3日から1週間くらい運動を休んで、日常生活の動きに支障がない程度に治ったら、半分くらいの運動量から徐々に元の運動量に戻すようにしましょう。

骨粗鬆症の予防には適度な運動が大切です。変形性膝関節症では、筋力を鍛えることで症状が軽減することが知られていますので、筋トレも行い、運動を無理せず続けることを目標にしましょう。

しかし強い痛みが続く場合は、関節の中や筋肉に炎症を起こしているかもしれません。そのような場合は迷わず受診するようにお願いします。

骨粗鬆症マネージャー 石山瑞穂

参考資料 日本骨粗鬆症財団発行カノープス11号 2019年9月発行