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骨粗鬆症とともに Vol.42 低栄養になっていませんか?

2020年06月30日(火) 新着情報1骨粗鬆症

骨粗鬆症を予防するうえでまず大切なのはバランスのとれた食事を心がけることです。しかし高齢者では必要な栄養が十分に摂取できず、低栄養状態になっていることも多いです。

高齢者の低栄養傾向の基準はBMI20kg/㎡以下とされており、当てはまると要介護や総死亡リスクが優位に高くなるとされています。BMI20kg/㎡以下の方の特徴として、①筋肉量が少ない、②外出する機会が少ない、③咀嚼(かむ)能力が低い、④栄養素の摂取不足などがみられます。十分な栄養を食事からしっかりと摂取するためには、このような背景にしっかりと目を向けていく必要があります。私達看護師も日々関わる患者様を十分に観察し、介入していきたいと思います。

患者様や家族の方には上記の食品摂取多様性スコアを活用し、ご自身の食事をチェックし、低栄養改善に努めていただきたいと思います。

骨粗鬆症マネージャー 石山瑞穂

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

参考文献

OPJリエゾン、2020年4月発行、ライフサイエンス出版株式会社