骨粗鬆症とともに Vol.37 「牛乳は温めて飲んでもいいの?」
2020年01月30日(木) 新着情報1骨粗鬆症
骨粗鬆症を予防するためには、栄養バランスのとれた食事を規則正しく摂取することが大切です。その中でもカルシウムは骨の主成分であり、食事から十分摂取できるよう心がけていきたいものです。 カルシウムというと牛乳はとても吸収率のいい食品ですが、先日患者様から牛乳は温めてのんでもいいのかという質問をいただきました。 カルシウムに関して言うと牛乳は温めても栄養価はほとんど変わりないようです。牛乳が苦手だという方は料理で工夫したり、牛乳を飲むとお腹の調子が変化する方は温めて少しずつ飲むといいかもしれません。 コップ1杯(約200ml)でカルシウム220mgが摂取でき、これは成人の1日摂取量の約1/4量に相当します。日本人は食事から必要量のカルシウムがとれていないと言われており、牛乳に限らずあらゆる食品からできるだけカルシウムが摂取できるように意識していただきたいと思います。 骨粗鬆症マネージャー 石山 瑞穂
参考文献 石橋英明 骨粗鬆症の最新治療 主婦の友社 2016 |