リハビリ通信 No.306 関節の構成について
2019年10月25日(金) QAリハビリテーション科1新着情報
運動療法学総論より
関節は骨と軟部組織から構成され骨と骨とを軟部組織が連結をして一つの関節として成り立っています。連結しているだけではなく、一定の範囲の可動性があります。 軟部組織の構成を簡潔に言うと最内層は滑膜という疎性結合組織でその上を関節包、靱帯、筋の順で多層となり積み重なっています。また、関節最内層の関節腔の中は滑液で満たされ無菌状態です。例えば変形した骨を人工関節に置換した場合、異物を挿入するわけなので、感染には注意が必要です。理学療法士は関節構成体の解剖学的な理解を踏まえ、更に機能的な関節運動も理解し、治療を行います。 リハビリテーション室長 見田忠幸 |