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リハビリ通信 No.302 脊髄損傷について

2019年08月30日(金) QAリハビリテーション科1新着情報

東京オリンピック・パラリンピックまで1年を切りました。パラリンピック選手の中で、車いすバスケットボールなどで活躍している脊髄損傷の選手の方も多数います。脊髄損傷は脊髄の腰部で損傷をすると、腰部より末梢の下肢での運動障害・感覚麻痺が起こります。頸部での場合は、ほぼ全身の運動・感覚障害が起こります。

簡単に説明をすると脊髄が損傷することにより、脳から身体に運動命令が届かない事により運動ができず、逆に身体の感覚の命令が脳に届かないため、感覚障害が起こります。

現在の医学では完全に治療する事は不可能ですが、将来はiPS細胞など医学が進歩すれば完治することも可能になると考えられます。

リハビリテーション室長 見田忠幸