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骨粗鬆症とともに Vol.31 お家でも簡単にできる骨折予防体操

2019年06月26日(水) 新着情報1骨粗鬆症

骨粗鬆症の予防のひとつは運動療法ですが、運動というと、しっかり身体を使う運動を想像しがちで、高齢になると運動なんて無理と思っている人も多いかもしれません。高齢になり骨粗鬆症の状態になると転倒することで容易に骨折を起こしてしまう危険性が高くなります。

そこでお家でも簡単にできる、筋肉を鍛えて骨を丈夫にして骨折を予防する運動をご紹介します。

かかとをゆっくりと上げて、ゆっくりと下す、これを繰り返して行うだけです。この運動でふくらはぎ(下腿三頭筋)の筋力のアップを図ります。ふくらはぎの筋力を強くすることで、歩く時の蹴りだしの力が強くなる、転びそうになったときの踏ん張る力が強くなるなどの効果があります。歩行がスムーズになり、転倒予防が期待できます。

ポイントは上下運動をゆっくりと行うことです。できるだけゆっくり行うことで、ふくらはぎへの運動負荷も高まります。立位が不安定な方は、何かにつかまりながらしていただくことをお勧めします。

簡単な運動を習慣づけて毎日行うこと。この積み重ねが丈夫な骨と身体をつくり、健康寿命を延ばすことにつながります。ぜひ続けてやってみてもらいたいと思います。

骨粗鬆症マネージャー 石山 瑞穂

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

参考資料

骨粗鬆症財団発行 カノープス6号 2018年11月発行