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骨粗鬆症とともに Vol.25 簡単な脊柱変形の診断方法

2018年12月27日(木) 新着情報1骨粗鬆症

整形外科の日常の診察場面では、患者様の最近背が縮んでしまった…とか、背中が曲がってきた…というような訴えをよく耳にします。そのような場合私達医療従事者は、いわゆるいつのまにか骨折を起こしていないかを疑って、身体所見を確認します。

壁際に直立した時、壁に後頭部が着けられない場合には、胸椎レベルに椎体骨折が存在する可能性があります。立位の後方から、肋骨と骨盤の間に手を入れて2横指未満であれば、腰椎レベルで椎体骨折が存在する可能性があります。患者様の訴えを聴き、身体所見を確認した上で、更なる検査の必要性を判断します。

このような方法は自宅でも簡単にできますので、気になる方は一度試してみてほしいと思います。

骨粗鬆マネージャー 石山 瑞穂

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

引用、参考文献

骨粗鬆症の予防と治療のガイドライン2015年版、骨粗鬆症治療の予防と治療ガイドライン作成委員会編集、ライフサイエンス社 2015