リハビリ通信 No.224 組織の修復期間について
2016年12月22日(木) QAリハビリテーション科1新着情報
理学療法を行う上で「各組織の修復期間」を考慮することは非常に重要であると考えています。 例えば外傷後の方、手術後の方は筋肉や靱帯、関節包といった様々な軟部組織にダメージが加わった可能性があり、その組織はある程度の時間をかけてゆっくりと組織が回復してきます。この組織の修復期間では、少しずつ痛みも楽になってきます。この時期、いわゆる「治りかけ」の時期に無理をしてしまう方は非常に多く、無理をすることで損傷組織の修復を阻害してしまい、痛みが出現したり、組織の回復が遅れたりします。 そのため、我々理学療法士は患者さんに対する組織の修復に関する説明を行い、しても良い動作、してはいけない動作といった動作指導もしっかりと行わなければなりません。当院ではできる限り早期の回復を目指すため、このような方法で理学療法を行っています。 リハビリテーション科 小野正博 |