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リハビリ通信 No.201 腰痛と腰椎にかかる負担と姿勢について

2016年06月02日(木) QAリハビリテーション科1新着情報

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腰痛の原因は様々ですが、腰部の筋肉や腰椎の支持組織、そして骨に何らかのトラブルが生じることで発生します。その中でも運動時痛はほとんどの症例で認めるため、痛みを回避するためには「疼痛回避肢位」といった姿勢が重要となってきます。そこで考えたいのが、どの姿勢が腰椎に大きな負荷がかかるのかということです。

図にあるように、仰向けで寝た姿勢が最も腰椎への負荷が少ないとされています。しかし、腰痛を有する症例では股関節の拘縮を合併していることが多く、仰向け姿勢よりも側臥位(横向きに寝る姿勢)の方が痛くないというケースもあります。

当院では、腰痛の治療で物理療法を受けられる方がいますが、できるだけ痛みの少ない姿勢で治療を受けていただくため、治療肢位を考えながら対応させていただいています。

リハビリテーション科 小野正博