リハビリ通信 No.190 関節リウマチの変形について
2016年03月11日(金) QAリハビリテーション科1新着情報
関節リウマチの変形は、各関節に生じますがとくに両側の指の関節や手関節に特徴的な変形が生じます。 ・スワンネック変形:指の第一関節が屈曲し、第二関節が過伸展位となる。変形した指を横からみると白鳥の首のようにみえるのでこの名がつきました。 ・ボタンホール変形:指の第一関節が伸展し、第二関節が屈曲位となる。背側に突出した骨がボタンの穴のように腱に穴をあけるのでこの名がつきました。 ・尺側偏位:親指以外の指が全て尺側(小指側)を向きます。 ・Z型変形:親指の第一関節が伸展し、第二関節が屈曲位になります。 指の変形が進行すると日常生活に支障をきたします。そのため理学療法士は関節可動域訓練以外にも関節に負担のかからないように日常生活指導を行ったり、自助具の導入を進めたりしています。 リハビリテーション科 服部 司 |