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リハビリ通信 No.182 紅茶成分で骨粗鬆症を改善する。

2016年01月11日(月) QAリハビリテーション科1新着情報

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骨は絶えず新陳代謝をしており、健康な骨を維持するには骨を壊す破骨細胞と骨を作る骨芽細胞の数のバランスが重要と言われています。

骨粗鬆症はバランスが崩れ、破骨細胞が多くなった状態です。骨粗鬆症の方は日本では1千万人以上いると推測されます。破骨細胞が作られるのに関係する物質と反応する酵素があり、紅茶に含まれるTF-3というポリフェノールの一種によって酵素の働きを抑制することが最近の研究でわかってきました。

体重60kgの人が3日に1回60杯を飲むと、破骨細胞の数が減り健康な骨に改善されるそうです。カルシウムの摂取と合わせてTF-3ポリフェノールを摂取すると、骨粗鬆症の予防や症状の改善につながると将来に期待できそうです。

リハビリテーション室長 見田忠幸