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リハビリ通信 No.164 高齢者の熱中症について

2015年08月02日(日) QAリハビリテーション科1新着情報

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熱中症とは運動や暑熱が要因となり起こる体の障害の総称です。熱中症が重症になったものを熱射病、日射病と呼びます。高齢者はとくに熱中症になりやすいと言われています。炎天下で起きる若年齢者の熱中症と違い、室内で人知れず熱中症になり、気が付くと重症化している事が多くなっています。

2013年の夏40万人が熱中症で治療を受けました。死者550人の内、65歳以上が9割近くいて、死者が出たケースの9割近くは屋内で起きました。高齢者はとくに一人暮らし・精神疾患・心疾患などの持病があるとリスクが上がります。

対策としては水分・塩分をこまめに補給し、エアコンを上手に利用する。また、暑さに備えた体づくり、糖・タンパクなど栄養補給も大切です。熱中症は、かかってしまう前に対策・予防をする事が重要です。

リハビリテーション室長 見田忠幸