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リハビリ通信 No.155 インフルエンザ予防接種の効果は低かった?

2015年05月31日(日) QAリハビリテーション科1新着情報

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昨冬のインフルエンザ予防接種の効果は低かったと思われます。世界保健機構(WHO)の予測と違うA香港型(H3N2型)が北半球で流行の主流となったからです。通常は平均50~60%とされるワクチンの効果が、昨冬のアメリカで19%、イギリスでは3%と報告されました。ワクチンの効果は患者の年齢、持病などの要素にも左右されます。

日本では毎年、国内のインフルエンザワクチンの接種者は推定5千万人、人口の約4割と言われています。効果として感染の完全な阻止はできず、目的としてはインフルエンザによる発症・受診を減らす事と、最も目的として重要視されるのは高齢者、持病のある人の重症化を防ぐ事だと考えられています。

リハビリテーション室長 見田忠幸