リハビリ通信 No.142 足関節外側側副靱帯損傷に対する評価方法について
2015年02月18日(水) QAリハビリテーション科1新着情報
足関節外側側副靭帯は前距腓靭帯、踵腓靭帯、後距腓靭帯の3つからなり、足関節の外側を補強します。足関節外側側副靭帯は、スポーツ活動などで足関節を捻った際に損傷しやすく、外側側副靭帯の中でも最も損傷しやすい靭帯が前距腓靭帯と言われています。 足関節外側側副靭帯が損傷し、不安定性の有無を確認する方法として前方引き出しテストがあります。前方引き出しテストは、一方の手で下腿を固定し、もう一方の手で踵骨を把持して前方に引き出すテストのことを言います。前距腓靭帯が損傷していると距骨が前方へと引き出されます。 整形外科テストを行う際は、必ず健側(怪我をしていない側)と患側(怪我をした側)の両側を検査し、関節の不安定性の有無を確認しています。 リハビリテーション科 服部 司 |