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リハビリ通信 No.136 足関節の機能解剖について

2014年12月22日(月) QAリハビリテーション科1新着情報

写真PT

距腿関節(いわゆる足関節)は、上図の太い骨の脛骨と脛骨の外側にある細い骨の腓骨と距骨から構成される関節のことをいいます。

距腿関節の特徴として、脛骨と腓骨により構成されるほぞ穴(mortice)とほぞとなる距骨滑車(tenon)がはまり込む形となり、構造上安定した関節となります。距腿関節の運動は、足部がすねの方に近づく背屈運動とすねから遠ざかる底屈運動があります。

距腿関節の障害には、捻挫や靱帯損傷、果部骨折(くるぶしの骨折)などがあり、外傷後、熱感や腫脹などの炎症症状が出現し、可動域制限が生じます。

理学療法では、転倒や強い外力が加わり、疼痛や可動域制限が生じた距腿関節に対して、徒手検査やレントゲン画像から靭帯の修復過程や骨折部の転位など考慮しながら治療を行っています。

リハビリテーション科 服部 司