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リハビリ通信 No.126 THA術後における靴下着脱動作について

2014年09月15日(月) QAリハビリテーション科1新着情報

PT

先日、参加した学会でTHA(全人工股関節置換術)術後早期における靴下着脱動作には早期に股関節屈曲95°獲得が重要であると報告がありました。THAは術後早期より理学療法を開始し、4週経過で退院をするのが、現在のリハビリテーションの流れとなっています。

関節機能の獲得はもちろんのこと、歩行能力、ADL(日常生活活動動作)の向上が最終的には一番の目標となります。通常、股関節の可動域は腰椎の代償も含めての角度となり、純粋な股関節だけの可動域角度は80°90°です。THAの術後には、最終目標としては靴下の着脱動作が正常に近い状態で、着脱動作と同等のADLレベルになるように理学療法を実施します。

リハビリテーション室長 見田忠幸