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リハビリ通信 No.120 五十肩と肩関節周囲炎について

2014年07月09日(水) QAリハビリテーション科1新着情報

PT

一般に五十肩と言われる肩関節疾患の正式名称は、肩関節周囲炎と言われています。どのような状態になるかと言うと、上肢の挙上が出来なくなり、動かすと痛みが出現します。

肩関節周囲炎は加齢による変性疾患で肩関節周囲軟部組織の癒着・短縮が見られます。肩関節は①ロテーターカフ(rotator cuff)筋 ②肩関節固定筋 ③Outer muscle の3つの機能がバランス良く働き、肩関節機能としての役割を果たします。

肩関節周囲炎(五十肩)は①ロテーターカフ(rotator cuff)筋 ②肩関節固定筋の機能が拘縮により十分に働かない状態であり、上肢が挙上できない事や痛みが発症します。理学療法では癒着・短縮している部分を評価し、アプローチを行い治療を進めます。

リハビリテーション室長 見田忠幸