リハビリ通信 No.117 肩関節の可動域制限と機能解剖について
2014年06月15日(日) QAリハビリテーション科1新着情報
上肢の挙上は上腕と肩関節の動き(肩甲上腕関節)と肩甲骨の動き(肩甲胸郭関節)が一緒になり、上肢の挙上という一連の動きが行われます。肩関節疾患の患者さんの場合、とくに肩関節周囲炎では最初に理学療法を実施するときに2点について患者さんに質問しながら、評価を行います。 ①夜間に痛くて目を覚ましますか?or夜に何度も目を覚ますか、寝ることができませんか? ②自分の手を90°以上あげる事ができますか? この2点が共にある人は治療が長期に及ぶ可能性があります。(週2~3回の通院で4ヶ月以上) これには理由があり、2つの質問から癒着の場所と範囲が、おおよそ特定することができます。もちろん可動域・触診を行い最終的には原因を絞り治療を行います。 リハビリテーション室長 見田忠幸 |